真夏の猛暑日に「エアコンの効いた部屋から一歩も出たくない」と感じている方は少なくないでしょう。実は、標高1,000mを超える高原温泉地なら、平地より6度以上も気温が低く、天然のクーラーのような涼しさの中で温泉を満喫できます。標高別に厳選した6つの高原温泉地を、泉質・露天風呂・アクセス・宿泊プランまで網羅しました。
- 標高1,800mの万座温泉から標高900mの蔵王温泉まで涼しさ順にランキング
- 各温泉地の泉質の違いと期待できる効能
- 露天風呂付き客室がある宿の価格帯
- 東京・大阪からの具体的なアクセスと所要時間
標高と涼しさの関係 高原温泉が避暑に最適な理由
気象学の基本として、標高が100m上がるごとに気温は約0.6度下がります。東京の真夏の最高気温が35度の日でも、標高1,200mの草津温泉では約28度、標高1,800mの万座温泉ではおよそ24度まで下がる計算になります。
高原温泉地の魅力は涼しさだけにとどまりません。湿度も平地より10〜20%低いため、汗をかいてもすぐに乾き、温泉上がりのさっぱり感が長続きするのがうれしいポイント。朝晩は20度を下回ることもあり、窓を開けて眠れる贅沢は高原ならではでしょう。
| 温泉地 | 標高 | 7月平均気温 | 東京との気温差 |
|---|---|---|---|
| 万座温泉(群馬) | 約1,800m | 約18度 | -12度 |
| 乗鞍高原温泉(長野) | 約1,500m | 約20度 | -10度 |
| 奥飛騨温泉郷(岐阜) | 約1,250m | 約22度 | -8度 |
| 草津温泉(群馬) | 約1,200m | 約22度 | -8度 |
| 那須温泉(栃木) | 約1,000m | 約24度 | -6度 |
| 蔵王温泉(山形) | 約900m | 約24度 | -6度 |
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10,000円 (税込)
標高1,500m超の絶景高原温泉
万座温泉(群馬県・標高約1,800m)
「天空の温泉郷」と称される万座温泉は、国内の通年営業温泉地としては最高クラスの標高を誇ります。真夏でも最高気温が25度を超える日はまれで、7〜8月の平均気温は約18度。実際に現地を訪れると、薄手の長袖が欲しくなるほどひんやりとした空気に包まれます。
泉質は酸性硫黄泉で、濃厚な硫黄の香りと乳白色の湯が特徴。日本でも有数の硫黄含有量を持ち、肌荒れや慢性皮膚疾患への効能が期待されています。万座亭や万座プリンスホテルでは、標高1,800mの絶景を望む露天風呂に浸かれるのが大きな魅力でしょう。
アクセスは東京から関越自動車道経由で約3時間30分。JR吾妻線の万座・鹿沢口駅からバスで約40分です。1泊2食付きの宿泊料金は1名あたり12,000円〜25,000円程度が相場で、夕食には上州牛や地元の高原野菜を使った会席料理を楽しめる宿が多くあります。
乗鞍高原温泉(長野県・標高約1,500m)
北アルプスの麓に広がる乗鞍高原は、白樺やカラマツの森に囲まれた静かな温泉地。標高約1,500mに位置し、夏の平均気温は20度前後です。現地で感じる木漏れ日の心地よさは、都会では味わえない贅沢といえるかもしれません。
泉質は単純硫黄泉と炭酸水素塩泉の2種類があり、「湯けむり館」では乳白色の硫黄泉を日帰りで楽しめます(大人730円)。周辺には善五郎の滝や三本滝といった涼感スポットも点在。滝のマイナスイオンと温泉を組み合わせた夏旅はリフレッシュ効果抜群です。
松本ICから車で約60分、松本駅からバスで約90分。休暇村乗鞍高原は1泊2食付き9,800円〜と比較的リーズナブルで、朝食ビュッフェでは信州産の食材をふんだんに使ったメニューが並びます。家族連れにも人気の宿泊先です。
標高1,000m前後の名湯高原温泉

草津温泉(群馬県・標高約1,200m)
日本三名泉のひとつに数えられる草津温泉は、避暑地としての実力も折り紙付き。「夏の草津はマイナス7度」というキャッチフレーズの通り、東京が猛暑日でも30度を超えることがほとんどありません。湯畑周辺を浴衣で散歩しても汗をかかない快適さは、実際に体験すると想像以上です。
泉質は酸性泉で、pH2.0前後の強酸性が雑菌を殺菌し、肌をすべすべに整えてくれます。自然湧出量は毎分32,300リットル以上で国内最大級を誇り、6つの源泉から引かれた温泉が町中に溢れています。ホテル櫻井の長さ30mの大浴場や、ラビスタ草津ヒルズの最上階眺望浴場が特に評判の高い施設です。
東京から草津温泉バスターミナルまで高速バスで約4時間、車なら関越道渋川伊香保IC経由で約3時間。1泊2食付き8,000円〜35,000円と価格帯の幅が広く、予算に合わせた宿選びが可能です。夕食には名物の「花いんげんの天ぷら」や上州豚のしゃぶしゃぶを提供する旅館も目立ちます。
那須温泉(栃木県・標高約1,000m)
那須高原に広がる温泉地は、動物園や牧場、アウトレットモールなど観光スポットが豊富で、家族旅行の定番として根強い支持を集めています。標高約1,000mの高原に位置し、夏場の平均気温は24度前後。涼風が吹き抜ける緑豊かな環境が大きな魅力でしょう。
那須温泉の歴史は古く、奈良時代の西暦630年に発見されたと伝わります。泉質は硫黄泉や単純温泉など多彩で、鹿の湯では1,300年以上の歴史を持つ名湯を日帰りで体験できます(大人500円)。那須御用邸にも近い高台に位置するこの共同浴場は、6段の温度別浴槽が並ぶユニークな造りです。
東京から東北自動車道で約2時間30分、東北新幹線那須塩原駅からバスで約40分というアクセスの良さも見逃せません。ホテルエピナール那須はバイキング形式の夕食が好評で、那須高原の牧場直送ミルクや地元野菜を使った料理がずらりと並びます。1泊2食付き10,000円〜30,000円程度です。
蔵王温泉(山形県・標高約900m)
東北を代表する蔵王温泉は、火口低に位置する標高900m台の温泉地。山形市街地より約10度も涼しく、真夏でもクーラー不要で過ごせる日が多くあります。蔵王ロープウェイで標高1,661mの地蔵山頂駅まで登れば、さらに別世界のような涼しさを体感できるでしょう。
泉質は強酸性の硫黄泉で、pH1.5〜2.0という国内屈指の強さが特徴。美肌の湯として知られ、肌の古い角質を穏やかに溶かして新陳代謝を促進してくれます。蔵王国際ホテルの「八右衛門の湯」は源泉かけ流し100%で、温泉評価4.8と高い評価を獲得しています。
山形駅からバスで約40分、山形自動車道山形蔵王ICから車で約30分。創業300年の老舗「高見屋」は歴史ある木造建築と源泉かけ流しの湯が魅力。夕食の山形牛すき焼きや芋煮は、現地で食べてこそ格別な味わいです。1泊2食付き15,000円〜28,000円です。
高原温泉旅行に持っていくと役立つアイテム

薄手カーディガンやウインドブレーカー
標高1,000m以上の温泉地では朝晩の気温が15度前後まで下がることがあります。薄手のカーディガンやウインドブレーカーを1枚バッグに入れておくと、散策時の体温調節に重宝するでしょう。ユニクロのポケッタブルパーカーのようにコンパクトに畳めるタイプなら荷物にもなりません。
SPF50以上の日焼け止めとサングラス
高原は紫外線が平地より強くなります。標高1,000mでは紫外線量が約10%増加するとされており、SPF50以上の日焼け止めとUVカット率99%以上のサングラスは欠かせないアイテムです。温泉上がりの肌は特に紫外線に敏感になるため、こまめな塗り直しを心がけてください。
10,000mAh以上のモバイルバッテリー
高原では携帯電話の電波が弱くなりがちで、端末が基地局を探す動作でバッテリー消費が早まる傾向があります。10,000mAh以上のモバイルバッテリーがあれば、スマートフォンを2〜3回フル充電でき、地図アプリや写真撮影も安心して楽しめるはずです。
よくある質問

Q. 高原温泉は夏でも本当に涼しいですか?
標高1,000m以上の温泉地は平地より6度以上気温が低くなります。万座温泉(標高1,800m)では真夏でも平均18度前後で、長袖が必要な日もあるほどです。湿度も低いため体感温度はさらに快適といえるでしょう。
Q. 子連れでも楽しめる高原温泉はどこですか?
那須温泉がおすすめです。動物王国やりんどう湖ファミリー牧場など子ども向けの観光施設が充実しています。ホテルエピナール那須にはキッズルームや子ども用プールもあり、家族全員で満喫できます。
Q. 1泊2食付きで最も安い高原温泉はどこですか?
乗鞍高原温泉の休暇村乗鞍高原が1泊2食付き9,800円〜と比較的リーズナブルです。草津温泉にも8,000円台から宿泊できるペンションや旅館があり、早期予約割引を活用するとさらにお得になるかもしれません。
Q. 露天風呂付き客室の相場はいくらですか?
1泊2食付きで25,000円〜50,000円が一般的な価格帯です。じゃらんや楽天トラベルの早割クーポンを併用すれば、20%前後のディスカウントが期待できます。
Q. 東京から日帰りで行ける高原温泉はありますか?
那須温泉が東京から東北道経由で約2時間30分と最もアクセスしやすい温泉地です。草津温泉も高速バスで約4時間のため、早朝出発すれば日帰りも不可能ではありません。ただし高原の涼しさを十分に味わうなら1泊するのが断然おすすめです。
Q. 車で行く場合の注意点はありますか?
万座温泉や乗鞍高原温泉へのルートには急カーブの山道が含まれます。万座ハイウェーは有料道路(普通車1,070円)で霧が出やすいため、昼間の走行をおすすめします。ガソリンスタンドが少ないエリアもあるので、出発前の満タン給油を忘れないようにしましょう。
Q. 高原温泉旅行のベストシーズンはいつですか?
避暑目的なら7月中旬〜8月下旬が最適です。お盆期間(8月13日〜16日)は宿泊料金が通常の1.5〜2倍に跳ね上がるため、7月中旬や8月下旬のほうが価格面ではお得になります。9月に入ると朝晩はかなり冷え込むため、防寒着が必須になることも覚えておいてください。
この夏の温泉旅行先を決めて早めに予約しよう
標高の高い温泉地は、猛暑の夏を快適に過ごす最良の選択肢です。万座温泉のマイナス12度の涼しさから、那須温泉のファミリーフレンドリーな環境まで、目的や予算に応じた温泉地が見つかるでしょう。
夏の高原温泉は7月後半から予約が集中し始めます。お盆期間は特に早く埋まるため、候補が決まったらすぐに楽天トラベルやじゃらんで空室状況を確認してみてください。早期予約割引や平日限定プランを活用すれば、お得に涼しい温泉旅行を楽しめるはずです。
