連日35℃を超える猛暑日が続くと、「とにかく涼しい場所で温泉に浸かりたい」という気持ちが強くなります。標高1000mを超える高原に湧く温泉地は、平地より6〜10℃も気温が低く、真夏でもエアコン要らずの涼しさが魅力です。実際に現地へ足を運ぶと、駐車場に降りた瞬間に空気が違うと感じるほどの涼しさに包まれます。
- 標高別に厳選した6つの高原温泉宿の特徴と料金帯
- 各温泉地の夏の平均気温と涼しさの目安
- 泉質の違いと肌への効果
- 車・公共交通機関でのアクセス方法
標高1800mの日本最高所 万座温泉と標高1200mの乗鞍高原温泉
群馬県嬬恋村に位置する万座温泉は、通年マイカーで到達できる温泉地としては日本最高所の標高約1,800mを誇ります。8月の最高気温の平均は約23℃、朝晩は15℃を下回ることも珍しくありません。都心が37℃の猛暑日でも、ここでは長袖が必要になるほどの涼しさです。
泉質は酸性硫黄泉で、源泉温度は約80℃。乳白色に濁った湯はpH2.0前後の強酸性で、古くから皮膚病や神経痛に効能があるとされてきました。実際に入浴すると、硫黄の香りが肌に染み込むような独特の浴感があり、湯上がりは肌がすべすべになったと感じる方が多いようです。
万座ホテルジュラク(1泊2食 約12,000円〜22,000円)
標高1,800mの絶景露天風呂が自慢の万座ホテルジュラク。「極上の湯」と名付けられた露天風呂からは、晴れた日に浅間山や谷川連峰を一望できます。夕食は地元嬬恋村産のキャベツや上州牛を使ったバイキング形式で品数は約50種類。JR吾妻線万座・鹿沢口駅からバスで約40分、車の場合は上信越自動車道・碓氷軽井沢ICから約90分です。
白鐵の湯 万座亭(1泊2食 約10,000円〜18,000円)
ヒノキ造りの露天風呂「白鐵の湯」が看板施設の万座亭。檜の香りに包まれながら乳白色の硫黄泉に浸かる贅沢は格別です。客室は和室中心で、窓を開けると高原の涼風が入り込みます。
一方、北アルプス乗鞍岳の東山麓に広がる乗鞍高原温泉(長野県)は、標高1,200〜1,500mに位置します。夏の平均気温は約20℃で、高原全体が天然のクーラーのような心地よさ。泉質は単純硫化水素泉で、乗鞍岳中腹の標高2,000m付近から自然湧出する源泉を引湯しています。白く濁った湯は肌あたりが柔らかく、ほとんどの宿が源泉かけ流しで提供しているのも嬉しいポイントです。
休暇村乗鞍高原(1泊2食 約9,500円〜16,000円)
標高約1,600mに建つ公共の宿休暇村乗鞍高原は、手頃な料金が特徴です。敷地内にはネイチャートレイルが整備されており、宿泊者は無料のガイドウォークに参加できます。早朝に散策すると、運が良ければニホンカモシカに遭遇することも。松本電鉄上高地線・新島々駅からバスで約50分、車の場合は長野自動車道・松本ICから約60分です。
露天風呂天国の奥飛騨と白濁の秘湯 白骨温泉

岐阜県高山市の奥飛騨温泉郷は、平湯・福地・新平湯・栃尾・新穂高の5つの温泉地で構成されています。なかでも新穂高温泉は標高約1,000〜1,100mに位置し、露天風呂の数は約40カ所。泉質は単純温泉や炭酸水素塩泉が多く、無色透明でクセのない湯は敏感肌の方にも利用しやすいです。夏の平均気温は約22〜25℃で、新穂高ロープウェイ山頂駅(標高2,156m)付近は真夏でも15℃前後まで下がります。
槍見の湯 槍見館(1泊2食 約25,000円〜40,000円)
北アルプスの名峰・槍ヶ岳を露天風呂から眺められる槍見館は、全室離れ造りの秘湯宿です。蒲田川沿いに点在する7つの露天風呂は全て源泉かけ流しで、渓流のせせらぎを聞きながらの入浴は極上の時間。現地で実際に浸かると、川面を渡る風がひんやりと肌を撫でる感覚が忘れられないという声をよく耳にします。JR高山本線・高山駅から濃飛バスで約90分です。
乗鞍高原温泉から車で約20分の白骨温泉(長野県松本市安曇)は、標高約1,000mの山間にひっそりと佇む秘湯です。泉質は含硫黄カルシウム・マグネシウム炭酸水素塩泉で、空気に触れると白く濁る独特の性質を持ちます。古くから「3日入れば3年風邪を引かない」と言い伝えられ、飲泉も可能な温泉地として胃腸への効果も期待されてきました。
泡の湯旅館(1泊2食 約18,000円〜35,000円)
白骨温泉を代表する泡の湯旅館は、炭酸ガスの気泡がぷくぷくと湧き上がる大露天風呂で有名です。入浴すると肌に泡がまとわりつく独特の感触を楽しめます。夏の早朝に入浴すると、朝靄が立ちのぼる幻想的な光景に出会えることも。松本電鉄上高地線・新島々駅からバスで約70分です。
東日本の高原名湯 蔵王温泉と奥日光湯元温泉

山形県山形市の蔵王温泉は標高約880〜900mに位置し、開湯1,900年以上の歴史を持つ東北屈指の名湯です。蔵王ロープウェイで山頂駅(標高1,661m)まで上がれば、真夏でも気温20℃を下回るエリアに到達します。温泉街自体も山形市街地より約5〜8℃涼しく、夜間の平均気温は約20℃でエアコン不要の快適さです。泉質は強酸性硫黄泉で、pH1.5前後。肌の古い角質を溶かす「天然の美肌ピーリング効果」があるとされています。
深山荘高見屋(1泊2食 約15,000円〜30,000円)
創業300年以上の老舗旅館深山荘高見屋は、館内に7つの湯船を持ち、全て源泉かけ流しです。山形牛のすき焼きや地元産の蕎麦を使った会席料理は高い評価を得ています。JR山形駅からバスで約40分、車の場合は山形自動車道・山形蔵王ICから約25分です。
栃木県日光市の奥日光湯元温泉は、中禅寺湖よりさらに奥、標高約1,200mの戦場ヶ原近くに位置します。夏の平均気温は約19〜22℃で、8月でも朝晩は肌寒さを感じるほど。泉質は含硫黄ナトリウム・カルシウム硫酸塩泉で、淡い緑がかった乳白色の湯が特徴。湯元の源泉地帯では、地面のあちこちから温泉が湧き出す光景を無料で見学できます。
奥日光高原ホテル(1泊2食 約11,000円〜20,000円)
湯ノ湖畔に建つ奥日光高原ホテルは、湯ノ湖を望む露天風呂が自慢です。白濁した湯は「硫黄の香りが濃い」と温泉通から支持を集めています。周辺には戦場ヶ原ハイキングコースや湯滝など自然散策スポットが豊富で、連泊してゆっくり歩き回る宿泊客も少なくありません。東武日光駅・JR日光駅からバスで約80分です。
6つの高原温泉 比較一覧表と持ち物チェックリスト

| 温泉地 | 標高 | 夏の平均気温 | 泉質の特徴 | 1泊2食の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 万座温泉 | 約1,800m | 約18〜23℃ | 強酸性硫黄泉・乳白色 | 10,000〜22,000円 |
| 乗鞍高原温泉 | 約1,200〜1,500m | 約20℃ | 単純硫化水素泉・白濁 | 9,500〜16,000円 |
| 新穂高温泉 | 約1,000〜1,100m | 約22〜25℃ | 単純温泉・無色透明 | 25,000〜40,000円 |
| 蔵王温泉 | 約880〜900m | 約22〜27℃ | 強酸性硫黄泉・白濁 | 15,000〜30,000円 |
| 奥日光湯元温泉 | 約1,200m | 約19〜22℃ | 含硫黄泉・乳白色 | 11,000〜20,000円 |
| 白骨温泉 | 約1,000m | 約21〜24℃ | 炭酸水素塩泉・白濁 | 18,000〜35,000円 |
【ふるさと納税】 嬬恋村 で使える 感謝券 30000円 分(30枚) 観光 旅行券 宿泊券 旅行 温泉 スキー ホテル 旅館 クーポン チケット 宿泊補助券 トラベル 寄附額100000円 関東 群馬 北軽井沢エリア 万座温泉 鹿沢温泉 浅間高原 バラギ 母の日
101,000円 (税込)
標高1000m超の高原温泉は平地との気温差が大きいため、持ち物の準備が快適さを左右します。特に夏場は「昼間は半袖で過ごせるが、朝晩は長袖が必要」というケースが大半です。
薄手のウインドブレーカー
朝晩の冷え込みに対応する薄手のウインドブレーカーは必携です。万座温泉や乗鞍高原では、8月の朝6時台に気温が12〜15℃まで下がることがあります。かさばらないパッカブルタイプなら、日中はバッグに収納できて便利です。
軽量トレッキングシューズ
高原温泉の周辺には整備されたトレッキングコースが多く、軽量のトレッキングシューズがあると行動範囲が広がります。蔵王のロープウェイ山頂散策や、乗鞍高原のネイチャートレイルを歩く際にはスニーカーよりも安定感のある靴がおすすめです。
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5,110円 (税込)
SPF50以上の日焼け止め
標高が高い場所は紫外線量が平地の1.2〜1.5倍になるとされています。SPF50以上の日焼け止めとUVカットサングラスは忘れずに持参してください。温泉の硫黄成分で肌が敏感になっている場合もあるため、低刺激タイプの日焼け止めが安心です。
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よくある質問
Q. 標高が高い温泉地は車酔いしやすいですか?
万座温泉や白骨温泉へのアクセスルートは山道のカーブが連続するため、車酔いしやすい方は酔い止め薬の服用をおすすめします。乗鞍高原温泉や奥日光湯元温泉は比較的なだらかなルートで到達できるため、車酔いの心配は少ないです。
Q. 高原温泉は子連れでも楽しめますか?
休暇村乗鞍高原や奥日光高原ホテルはファミリー向けの設備が充実しており、子連れ旅行にも適しています。たですし、万座温泉は強酸性のため、肌がデリケートな小さなお子様は長時間の入浴を避けた方がよいでしょう。
Q. お盆期間の予約はいつ頃までに済ませるべきですか?
高原温泉は避暑需要で夏が最も混雑するシーズンです。お盆期間(8月13日〜16日前後)の宿泊は、6月中に予約しておくのが理想的。7月に入ると人気宿から順に満室になっていきます。キャンセル待ちを狙う場合は、宿泊日の2週間前〜3日前にこまめに予約サイトをチェックしてみてください。
Q. 硫黄泉はアクセサリーに影響がありますか?
銀製のアクセサリーは硫黄成分で黒く変色するため、入浴前に必ず外してください。万座温泉・蔵王温泉・白骨温泉は特に硫黄濃度が高いため注意が必要です。
Q. 高原温泉で星空は見えますか?
標高が高く市街地の光害が少ないため、高原温泉は星空観賞にも適しています。特に万座温泉と乗鞍高原は周囲に大きな街がなく、天の川が肉眼で見える日も珍しくありません。露天風呂から夜空を見上げる贅沢は、高原温泉ならではの楽しみ方です。
Q. レンタカーなしでもアクセスできますか?
全ての温泉地にバス路線がありますが、本数は限られています。最もアクセスしやすいのは蔵王温泉(山形駅からバス約40分・1時間に1〜2本)。万座温泉や白骨温泉はバスの本数が少ないため、レンタカーの利用が便利です。
この夏こそ高原の涼風と名湯で心身をリフレッシュ
標高1000m超の高原温泉は、猛暑から逃れるだけでなく、都市部では味わえない泉質や景観との出会いが待っています。万座温泉の濃厚な硫黄泉、乗鞍高原の手頃な源泉かけ流し、奥飛騨の露天風呂群、蔵王の美肌ピーリング泉、奥日光の歴史ある湯元、白骨温泉の泡の湯。それぞれに個性があり、何度訪れても新しい発見があるのが高原温泉の魅力です。予約は早めの行動がカギですので、気になる宿があればまずは空室状況をチェックしてみてください。









