真夏の都心が35度を超える猛暑日でも、標高800m以上の高原温泉地は平均気温が20度前後。汗だくの日常から離れて、涼しい風に吹かれながら天然温泉に浸かる贅沢は、夏ならではの楽しみ方でしょう。
2026年夏に訪れたい避暑地温泉として那須高原・軽井沢・箱根・草津の4エリアを徹底比較しました。各地の標高と気温差、おすすめ宿、アクセス方法、1泊2日の予算目安まで、旅行計画に必要な情報を網羅しています。
- 4エリアの標高・夏の平均気温を数値で比較
- エリア別おすすめ温泉宿と料金相場
- 東京からのアクセス方法と所要時間
- 1泊2日モデルプランと持ち物リスト
那須高原の温泉|標高600〜1,000mで都心より約7度涼しい高原リゾート
栃木県北部に位置する那須高原は、標高600〜1,000mの広大な高原リゾートです。8月の平均気温は約21度と、東京の28度前後と比べて約7度も低いのが特徴でしょう。朝晩は長袖が欲しくなるほど涼しく、エアコンなしで快眠できる夜が続きます。
那須温泉郷は開湯1,380年以上の歴史を持ち、鹿の湯をはじめとする7つの温泉(那須七湯)が点在しています。硫黄泉・単純温泉・炭酸水素塩泉と泉質も多彩。実際に現地を訪れると、標高によって泉質が微妙に異なり、温泉ごとの個性が際立っているのを実感できるはずです。
那須温泉 山楽(1泊約15,000〜25,000円)
那須温泉 山楽は、標高約800mに位置する老舗旅館。露天風呂からは那須連山の眺望が広がり、夏でも涼風が心地よく吹き抜けます。源泉かけ流しの硫黄泉で、肌がすべすべになると口コミでも高い評価を得ています。
ホテルエピナール那須(1泊約12,000〜20,000円)
ホテルエピナール那須は、ファミリーからカップルまで幅広い層に人気のリゾートホテルです。室内温水プールや岩盤浴も備え、雨天でも退屈しません。那須ガーデンアウトレットへのシャトルバスも運行しており、買い物と温泉の両方を楽しめるのが魅力でしょう。
那須高原へのアクセス
東京駅からJR東北新幹線で那須塩原駅まで約75分。駅からはバスで30〜40分ほどで温泉街に到着します。車の場合は東北自動車道・那須ICから約20分。夏休みシーズンの土日は渋滞が発生しやすいため、午前7時前の出発が賢明です。
軽井沢の温泉|標高約1,000mの避暑地で平均気温22度の快適さ

日本を代表する避暑地として130年以上の歴史を持つ軽井沢。標高約1,000mに位置し、7〜8月の平均気温は22度前後です。日中でも25度程度までしか上がらず、朝晩は15度まで下がることもあるほど。湿度も都心より低く、木陰を歩くだけで涼しさを実感できるエリアと考えられます。
軽井沢には「星野温泉 トンボの湯」をはじめ、源泉かけ流しの日帰り温泉施設が複数点在しています。実際に現地を歩くと、木漏れ日の中に温泉の湯けむりが立ち上る風景が広がっているのに気づくはず。塩化物泉・炭酸水素塩泉が中心で、美肌効果が期待できると評判です。ショッピングやカフェ巡りの合間に温泉へ立ち寄る贅沢な過ごし方は、軽井沢ならではの体験になります。
星のや軽井沢(1泊約50,000円〜)
星のや軽井沢は、谷の集落をイメージした静かな空間が特徴の滞在型リゾート。源泉かけ流しの露天風呂「メディテイションバス」が人気で、水面に映る森の木々を眺めながらの入浴は格別です。特別な夏の思い出を求める方に向いているでしょう。
軽井沢プリンスホテル(1泊約15,000〜30,000円)
軽井沢プリンスホテルは、ゴルフ場やアウトレットモールに隣接した総合リゾートです。温泉大浴場を備え、幅広い価格帯から選べるのがポイント。軽井沢・プリンスショッピングプラザまで徒歩圏内のため、買い物好きのカップルや家族連れに人気があります。
軽井沢へのアクセス
東京駅から北陸新幹線で軽井沢駅まで約70分。都心から最も短時間でたどり着ける避暑地温泉の一つでしょう。車の場合は関越自動車道から上信越自動車道経由で約2時間30分。駅周辺にレンタサイクルショップが多く、自転車での散策も夏の定番の楽しみ方になっています。
草津温泉|標高1,200mで夏の平均気温18〜20度の穴場避暑地

「軽井沢より涼しい穴場の避暑地」として注目を集めているのが草津温泉です。標高約1,200mと4エリア中最も高い位置にあり、7月の平均気温は19.3度、8月でも20.0度。真夏に30度を超える日はほぼありません。東京との気温差は約7〜8度にもなり、到着した瞬間に空気の違いを感じられるでしょう。
草津温泉は自然湧出量が毎分32,300リットル以上で国内最大規模を誇ります。強酸性の硫黄泉は殺菌力が高く、皮膚病や神経痛への効果があるとされています。実際に湯畑の周りを歩くと、硫黄の香りが温泉街全体を包み込んでいるのがわかるはず。夜の湯畑ライトアップは幻想的な雰囲気で、浴衣で散策する観光客の姿が絶えません。
草津温泉 ホテル櫻井(1泊約12,000〜22,000円)
草津温泉 ホテル櫻井は、湯畑源泉かけ流しの大浴場と露天風呂が自慢の大型旅館。草津名物「湯もみショー」の鑑賞付きプランもあり、草津温泉の伝統文化に触れられます。夏季限定の屋外イベントが開催されることもあるため、公式サイトでの確認をおすすめします。
草津温泉 大阪屋(1泊約10,000〜18,000円)
草津温泉 大阪屋は、創業300年を超える老舗旅館。湯畑まで徒歩1分の好立地で、こぢんまりとした雰囲気の中で源泉かけ流しを堪能できます。コストパフォーマンスに優れており、温泉の泉質にこだわりたい方に向いているでしょう。
草津温泉へのアクセス
東京駅からJR特急「草津・四万」で長野原草津口駅まで約2時間30分。駅からバスで25分ほどで温泉街に到着します。車の場合は関越自動車道・渋川伊香保ICから約1時間20分。夏季は草津温泉街の無料駐車場(天狗山第一駐車場など)が混み合うため、早めの到着を心がけましょう。
箱根の温泉|都心から90分のアクセス抜群な避暑地
箱根は標高300〜800mと他の3エリアに比べるとやや低めですが、山間部では7月の平均気温が22度前後、8月でも23度程度と都心より約5度涼しい環境が整っています。猛暑日(35度以上)が記録されたことはなく、30度を超える日も月に数日程度にとどまるのが特徴でしょう。
箱根温泉は20種類以上の泉質が楽しめる全国有数の温泉リゾート。大涌谷の硫黄泉から芦ノ湖畔の単純温泉まで、エリアによって泉質が異なります。湯めぐりの奥深さは随一で、都心からロマンスカーで約85分という近さも週末旅行の強い味方になるはずです。
箱根小涌園 天悠(1泊約30,000〜50,000円)
箱根小涌園 天悠は、全室温泉露天風呂付きのラグジュアリー旅館です。最上階のインフィニティ風呂からは箱根の山並みが一望でき、空と湯面が一体化する絶景を楽しめるでしょう。記念日やカップル旅行に最適な宿と言われています。
箱根湯本温泉 天成園(1泊約12,000〜20,000円)
箱根湯本温泉 天成園は、屋上の「天空大露天風呂」が人気の大型温泉ホテル。日帰り入浴(大人2,730円)にも対応しており、宿泊なしでも温泉を堪能できます。箱根湯本駅から徒歩圏内のアクセスの良さも魅力です。
箱根へのアクセス
新宿駅から小田急ロマンスカーで箱根湯本駅まで約85分。東京駅からJR東海道新幹線で小田原駅経由の場合は約60分です。車の場合は東名高速・御殿場ICまたは小田原厚木道路経由で約1時間30分となります。
4エリア比較表|標高・気温・予算・アクセスを一目で確認
| エリア | 標高 | 8月平均気温 | 東京との気温差 | 1泊2食の相場 | 東京からの所要時間 |
|---|---|---|---|---|---|
| 那須高原 | 600〜1,000m | 約21度 | -7度 | 12,000〜25,000円 | 新幹線75分+バス30分 |
| 軽井沢 | 約1,000m | 約22度 | -6〜7度 | 15,000〜50,000円 | 新幹線約70分 |
| 草津温泉 | 約1,200m | 約20度 | -7〜8度 | 10,000〜22,000円 | 特急2.5時間+バス25分 |
| 箱根 | 300〜800m | 約23度 | -5度 | 12,000〜50,000円 | ロマンスカー約85分 |
涼しさを最優先するなら草津温泉が最適です。標高1,200mで8月でも平均20度と、4エリア中もっとも涼しい環境が整っています。アクセスの良さで選ぶなら箱根や軽井沢、自然体験やアクティビティの充実度なら那須高原がおすすめでしょう。
避暑地温泉旅行の持ち物・装備ガイド

標高の高い温泉地は日中と朝晩の気温差が大きいため、平地の夏旅行とは持ち物が異なります。快適に過ごすための必須アイテムを確認しておきましょう。
薄手の長袖カーディガン
薄手のカーディガンやパーカーは避暑地温泉旅行の必需品。日中は半袖で過ごせても、夕食後の散策や早朝の露天風呂では肌寒さを感じます。UVカット機能付きなら日焼け対策にもなるため一石二鳥でしょう。コンパクトに畳めるタイプを選ぶと荷物になりません。
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虫除けスプレー・かゆみ止め
高原エリアは蚊やブヨが多い時期があります。特に那須や軽井沢の森林散策では虫除けスプレーが欠かせません。ディート配合タイプに加え、刺された場合に備えてかゆみ止めも携帯すると安心でしょう。
日焼け止め・サングラス
標高が高い場所は紫外線量が平地より10〜15%強くなります。SPF50以上の日焼け止めを2〜3時間おきに塗り直すのがポイントです。温泉の成分で肌がデリケートになるため、入浴後の塗り直しも忘れないようにしましょう。
速乾タオル・温泉セット
湯めぐりを楽しむなら速乾タオルが重宝します。通常のタオルの3倍の速さで乾く素材なら、1日に複数の温泉を回っても荷物がかさばりません。シャンプー・コンディショナーの旅行用ミニボトルセットもあると便利でしょう。
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折りたたみ傘・レインウェア
山間部は天候が変わりやすく、晴れていても午後に急な雷雨が発生することがあります。軽量の折りたたみ傘を常にバッグに入れておくと、突然の雨でも慌てずに済むはずです。トレッキングを予定している方はレインウェアの携帯も検討してみてください。
よくある質問
避暑地温泉は何月が一番涼しく快適ですか?
7月中旬から8月下旬が避暑地のベストシーズンです。特に草津温泉や軽井沢は7月の平均気温が19〜20度と快適。9月に入ると朝晩はかなり冷え込むため、防寒対策が必要になるでしょう。
子連れでも楽しめる避暑地温泉はどこですか?
那須高原は那須どうぶつ王国や南ヶ丘牧場など子ども向けスポットが充実しており、ファミリー層に特に人気があります。箱根も大涌谷や芦ノ湖の海賊船など体験型アクティビティが豊富で、子連れにおすすめです。
1泊2日の予算はどのくらい見ておけばよいですか?
交通費込みで1人あたり約20,000〜35,000円が目安でしょう。草津温泉は宿泊費が比較的リーズナブルで、1泊2食付き10,000円台の宿も多くあります。軽井沢はショッピングやグルメにも費用がかかるため、やや多めの予算を見込むとよいかもしれません。
車なしでも行けますか?
4エリアとも東京から公共交通機関でアクセス可能です。軽井沢は新幹線で約70分と最短。箱根もロマンスカー1本で到着します。草津温泉は特急+バスの乗り継ぎが必要ですが、本数は十分に確保されているでしょう。
避暑地温泉で気をつけることはありますか?
高原エリアは天候が変わりやすく、午後に雷雨が発生することがあります。折りたたみ傘やレインウェアの携帯をおすすめします。草津温泉の強酸性泉はアクセサリーが変色する場合があるため、入浴時は外しておきましょう。
お盆の時期は混雑しますか?
お盆(8月13日〜16日前後)は4エリアとも混雑のピークを迎えるでしょう。宿の予約は2〜3か月前が理想的です。混雑を避けるなら7月中旬や8月下旬の平日がおすすめ。宿泊費も平日のほうが2,000〜5,000円ほど安くなる傾向があります。
日帰りでも避暑地温泉は楽しめますか?
箱根と軽井沢は日帰りでも十分楽しめるエリアです。箱根湯本の天成園(大人2,730円)や軽井沢のトンボの湯(大人1,350円)など、日帰り入浴施設が充実しています。那須や草津は移動時間がやや長いため、1泊するほうがゆとりを持って過ごせるでしょう。
夏の温泉旅行を最大限楽しむために
避暑地温泉は、暑さから逃れるだけでなく、温泉・グルメ・自然体験が一度に楽しめる夏の旅行先です。涼しさ重視なら草津温泉、アクセス重視なら箱根や軽井沢、自然体験を満喫するなら那須高原と、目的に応じてエリアを選んでみてください。
宿の予約は早めが鉄則。特にお盆前後の週末は2か月前に埋まることもあるでしょう。比較表を参考に、涼しい温泉旅行の計画を立ててみてはどうでしょうか。各エリアの観光協会サイトでは最新の気温やイベント情報も確認できるため、出発前にチェックしておくと安心です。
