夏の箱根は東京より4〜8℃涼しく、新宿からロマンスカーで約85分という近さ。「都心から気軽に行ける避暑地で温泉に入りたい」「日帰りでもゆっくりリフレッシュしたい」と考えている方にとって、箱根は理想的な選択肢です。
芦ノ湖畔の標高約723m地点では真夏でも平均気温22℃前後と過ごしやすく、強羅(標高541m)でも東京比マイナス4℃ほど。源泉かけ流しの日帰り温泉から貸切風呂付きランチプランまで、箱根の日帰り避暑を満喫するための具体的な情報をまとめました。
箱根エリア別おすすめ日帰り温泉施設
箱根は箱根湯本・強羅・仙石原・芦ノ湖と、エリアごとに温泉の特色が異なります。日帰り利用できる施設も豊富なため、目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
| 施設名 | エリア | 大人料金 | 営業時間 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 箱根湯寮 | 箱根湯本 | 平日1,000円/土休日1,300円 | 10:00〜21:00 | 貸切個室露天19室 |
| 天山湯治郷 | 箱根湯本 | 1,450円 | 9:00〜23:00 | 源泉100%かけ流し |
| 天成園 | 箱根湯本 | 平日1,560円/土休日2,060円 | 10:00〜翌9:00 | 約17m天空大露天風呂 |
| 龍宮殿本館 | 芦ノ湖 | 1,800円 | 12:00〜17:00 | 芦ノ湖一望の絶景風呂 |
箱根湯寮で貸切個室露天を満喫する
箱根湯本駅から無料送迎バスで約3分の場所にある箱根湯寮は、古民家風の落ち着いた雰囲気が魅力。大浴場「本殿 湯楽庵」には内湯・露天風呂・フィンランドサウナを備えており、首都圏最大級の19室の貸切個室露天風呂「離れ湯屋」も用意されています。貸切は1室80分で平日5,300円〜(土休日は6,000円〜)。カップルや小さなお子さん連れの家族でも周囲を気にせず温泉を楽しめるでしょう。併設の食事処「囲炉裏茶寮 八里」では、地元食材を使った炉端焼きや季節の御膳(約1,500〜2,500円)をいただけます。
天山湯治郷で源泉100%かけ流しの名湯に浸かる
天山湯治郷は「生きたお湯」にこだわる本格的な湯治施設。すべての浴槽が加水・加温一切なしの源泉100%かけ流しという贅沢な温泉です。複数の露天風呂やサウナ、休憩スペースが点在しており、半日以上のんびり過ごすのに向いています。実際に訪れると、渓流沿いの露天風呂では川のせせらぎと蝉の声だけが聞こえる静けさ。営業時間が9:00〜23:00と長いため、午後からゆっくり出かけても十分楽しめるでしょう。入浴料1,450円で、平日限定で一休とのはしご湯券(300円)も販売されています。
天成園の天空大露天風呂からパノラマビューを眺める
天成園の屋上に設置された全長約17mの「天空大露天風呂」は、箱根の山々を一望できる開放感抜群の温泉。12室の貸切風呂も完備しており、プライベートな時間を過ごしたい方にも対応しています。食事はレストランでのランチビュッフェ(約2,500円)が充実。23時間営業のため、早朝から深夜まで柔軟にスケジュールを組める点も見逃せません。
龍宮殿本館で芦ノ湖の絶景と温泉を同時に楽しむ
芦ノ湖畔に建つ龍宮殿本館は、国の登録有形文化財にも指定された歴史的建造物。温泉に浸かりながら芦ノ湖と富士山を望む眺望は、箱根でも随一の美しさです。標高約723mの芦ノ湖エリアは箱根の中でも特に涼しく、真夏の避暑にぴったり。入浴料1,800円で、タオルセット付きのため手ぶらで訪れることもできます。
ランチ付き日帰りプランのある旅館・ホテル

入浴と食事をセットで楽しみたい方向けに、宿泊プランの日帰り利用や専用デイユースプランを提供している施設を紹介します。
箱根パークス吉野の個室休憩&ランチ付きプラン
箱根湯本駅から徒歩約15分の箱根パークス吉野では、客室での休憩と温泉入浴がセットになった日帰りプランが人気。季節の和食膳(約3,500〜5,000円)を個室でゆっくりいただけるため、特別な日のお出かけにもぴったりでしょう。チェックイン11:00・チェックアウト15:00で、約4時間の滞在が可能です。
ホテルおかだの5本の自家源泉を堪能する
5本もの自家源泉を持つホテルおかだでは、露天風呂付き客室での日帰り利用も受け付けています。食事付きプランは約6,000〜10,000円で、旬の食材を活かした和食膳が評判。足湯カフェやリラクゼーションスペースも併設されているため、温泉以外の時間も充実した過ごし方ができます。
箱根の穴場避暑スポットと涼を感じるアクティビティ
温泉だけでなく、箱根には夏の暑さを忘れさせてくれるスポットが点在しています。入浴の前後に立ち寄ると、1日の満足度がさらに高まるでしょう。
千条の滝(ちすじのたき)で天然のマイナスイオンを浴びる
小涌谷駅から徒歩約20分の場所にある千条の滝は、幅約25mの岩肌を水が静かに滑り落ちる優美な滝。観光客の少ない穴場スポットで、夏でも周辺は約20℃と涼しく、マイナスイオンに包まれた散策を楽しめます。
芦ノ湖の海賊船クルーズで湖上の涼風に当たる
箱根海賊船(大人片道1,200円)に乗れば、約25分の湖上クルーズで芦ノ湖と周囲の山々のパノラマを堪能可能。湖面を渡る風は真夏でも心地よく、デッキに立つと天然のクーラーのような涼しさを感じられるでしょう。晴れた日には富士山も望めます。
箱根ガラスの森美術館で涼しい屋内アートを鑑賞する
仙石原にある箱根ガラスの森美術館は、ヴェネチアンガラスの名品が並ぶ美術館。館内は冷房完備のため外の暑さを気にせず過ごせるうえ、庭園のクリスタルガラスのオブジェは光を受けて七色に輝き、涼しげな印象を与えてくれます。入館料は大人1,800円です。
箱根日帰り避暑モデルコース(約7時間)

新宿から出発して箱根を日帰りで楽しむモデルコースをご紹介します。電車利用でも車利用でも応用できるスケジュールです。
| 時間 | スポット | 内容 | 予算目安 |
|---|---|---|---|
| 9:30 | 箱根湯本駅到着 | ロマンスカーで新宿から約85分 | 片道2,330円 |
| 9:45 | 天山湯治郷 | 源泉かけ流しでゆったり入浴(約90分) | 1,450円 |
| 11:30 | 湯本の商店街散策 | 温泉まんじゅう・干物・寄木細工のお土産 | 約800円 |
| 12:30 | ランチ | 箱根湯本の蕎麦店や和食処 | 約1,500円 |
| 14:00 | 箱根登山鉄道で強羅へ | スイッチバックを体験しながら約40分 | 420円 |
| 14:45 | 強羅公園散策 | 噴水とバラ園を眺めながらクールダウン | 550円 |
| 15:30 | 強羅駅周辺カフェ | かき氷やジェラートで涼む | 約600円 |
| 16:30 | 箱根湯本へ戻り出発 | お土産の最終チェック | 約1,000円 |
このコースの場合、交通費を含めた1日の合計は約8,650円ほど。ロマンスカーの代わりに小田急線の快速急行を使えば片道約640円で、合計を約5,300円まで抑えることも可能です。
アクセス・駐車場情報と混雑を避けるポイント
箱根は都心からのアクセスが良い分、夏休みの週末は混雑しやすいエリア。事前にルートと駐車場を確認しておくことが重要です。
電車でのアクセス
新宿から小田急ロマンスカーで箱根湯本駅まで約85分、料金は片道2,330円(乗車券+特急券)です。特急を使わない快速急行なら約2時間で片道640円ほど。箱根フリーパス(2日間5,000円・3日間5,400円)を使えば、箱根登山鉄道やケーブルカー、海賊船も乗り放題になるため、複数のスポットを巡る予定なら購入を検討してみてください。
車でのアクセスと駐車場
東名高速・厚木ICから小田原厚木道路経由で約60分、または御殿場ICから約30分で到着します。夏休みの土曜朝は小田原厚木道路が渋滞しやすいため、朝8時前の出発もしくは平日の訪問がおすすめ。駐車場は箱根湯本周辺にコインパーキング(1時間300〜500円)が複数ありますが、各温泉施設の無料駐車場を利用するのが最も経済的でしょう。
持ち物チェックリストと予算の目安

箱根の日帰り温泉旅で準備しておくとよいアイテムと、1日の予算感をまとめました。
速乾タオル
複数の温泉をはしごする場合、通常のタオルでは乾きが追いつきません。速乾タオルは絞ればすぐに使える状態に戻るため、湯めぐりの必需品。約800〜2,000円程度で手に入り、旅行以外のスポーツやアウトドアにも活用できるでしょう。
折りたたみ傘
箱根は山の天気が変わりやすく、夏は午後に夕立が発生しやすい地域。軽量の折りたたみ傘を1本バッグに入れておくと安心です。突然の雨に備えるだけでなく、日傘として紫外線対策にも使えます。
保湿クリーム
箱根の温泉はナトリウム塩化物泉やアルカリ性単純温泉など泉質が多彩。美肌効果が期待できる一方、入浴後は肌が乾燥しやすくなることもあるため、保湿クリームを携帯しておくのがおすすめです。
1日の予算目安(大人1人・電車利用)
| 項目 | 金額目安 |
|---|---|
| 交通費(ロマンスカー往復) | 4,660円 |
| 日帰り入浴(天山湯治郷) | 1,450円 |
| ランチ | 1,500円 |
| カフェ・スイーツ | 500〜800円 |
| お土産 | 1,000〜2,000円 |
| 合計 | 約9,110〜10,410円 |
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810円 (税込)
箱根フリーパスや快速急行を活用すれば、交通費を約2,700円まで圧縮可能。合計を約7,000円台に抑えることもできます。
よくある質問
Q. 箱根は夏でも涼しいですか?
A. エリアによって異なりますが、強羅(標高541m)は東京より約4℃涼しく、芦ノ湖畔(標高723m)では約7〜8℃低くなります。箱根湯本(標高約100m)は東京とほぼ同じ気温のため、涼しさを求めるなら強羅以上の標高がおすすめです。
Q. 手ぶらで日帰り温泉に行けますか?
A. 箱根湯寮や天成園ではタオルセットのレンタル(約200〜300円)があり、手ぶらで訪問可能。龍宮殿本館は入浴料にタオルセットが含まれているため、追加料金なしで利用できます。
Q. カップル向けの貸切風呂はありますか?
A. 箱根湯寮の「離れ湯屋」(19室・80分5,300円〜)、天成園の貸切風呂(12室)、箱根パークス吉野の露天風呂付き客室など、カップル向けの選択肢は豊富です。週末は予約が埋まりやすいため、早めの確認をおすすめします。
Q. 子連れで楽しめる日帰り温泉はどこですか?
A. 天成園は広い館内にキッズスペースがあり、貸切風呂なら周囲を気にせず入浴できます。箱根湯寮も家族向けの個室露天が充実。いずれもベビーベッドやおむつ替えスペースを備えています。
Q. 夏休みの週末はどのくらい混みますか?
A. お盆期間(8月11〜15日)は箱根湯本駅周辺や国道1号が特に混雑します。温泉施設も午前中から満員になることがあるため、平日や9月上旬の訪問が穴場。車の場合は朝8時前に出発すると渋滞を回避しやすくなります。
Q. 箱根フリーパスは日帰りでもお得ですか?
A. 箱根登山鉄道・ケーブルカー・ロープウェイ・海賊船を使う予定があれば、2日間パス(5,000円)でも日帰りで元が取れるケースがあります。箱根湯本で温泉だけの場合は、通常の乗車券の方が安く済むでしょう。
Q. 雨の日でも楽しめますか?
A. 日帰り温泉施設はすべて屋内のため雨天でも入浴に支障はありません。箱根ガラスの森美術館やポーラ美術館など屋内観光スポットも多く、雨の日ならではの静かな箱根を楽しめます。
今年の夏は箱根で気軽に避暑温泉を楽しもう
箱根は新宿から約85分という手軽さでありながら、標高差による涼しさと多彩な温泉を同時に楽しめる贅沢な避暑地。日帰り入浴は1,000〜1,800円程度から利用でき、貸切風呂やランチ付きプランを組み合わせれば特別な1日になるでしょう。夏休みの混雑を避けるなら平日や9月上旬の訪問がおすすめです。次の休みに、箱根で天然のクーラーと名湯のリフレッシュ効果を体感してみてください。


























