愛犬を預けずに温泉旅行を楽しめたらと感じている飼い主の方は少なくないでしょう。近年、ペット同伴OKの温泉宿が急速に増えています。客室内だけでなくレストランやロビーまでワンちゃんと過ごせる施設も登場しており、実際に箱根・那須・伊豆の3エリアだけでも50軒以上が営業中。2026年夏に犬と泊まれるおすすめ温泉宿を、関東3エリアを中心に厳選しました。
- 箱根・那須・伊豆エリア別のペット同伴温泉宿と特徴
- ドッグラン・犬用温泉・客室設備の詳細比較
- 1泊あたりの料金目安と犬の宿泊料金の仕組み
- 予約前に確認すべき5つのポイント
- 愛犬との温泉旅行に欠かせない持ち物リスト
箱根エリアのペット同伴温泉宿3選と泉質の特徴
箱根は都心から車で約90分、電車でも小田急ロマンスカーなら新宿から約85分というアクセスの良さが最大の魅力でしょう。2026年7月現在、箱根エリアにはペット同伴可能な温泉宿が20軒以上あります。仙石原・強羅・湯本の3地区に集中しており、泉質はナトリウム塩化物泉や硫黄泉が中心。犬の皮膚にも比較的刺激が少ないとされています。
仙石原の全室犬同伴ホテル(1泊28,000円から)
仙石原の森に囲まれた全室犬同伴ホテルでは、全客室に専用テラスと露天風呂が付いています。1階の部屋にはウッドチップを敷き詰めたプライベートドッグランを完備。他の犬との接触を気にせず遊ばせることができるでしょう。現地を訪れると、テラスから望むススキの原野と箱根の山並みが印象的です。公式サイトからの直接予約なら犬2頭まで宿泊料が無料になるため、多頭飼いの方は約6,600円分お得になる計算になります。1泊2食付きで約28,000円から45,000円が目安。
強羅の温泉旅館ドッグルーム(1泊32,000円から)
箱根強羅エリアの温泉旅館では、大涌谷を源泉とした硫黄泉を客室の露天風呂で堪能できます。硫黄泉は肌の新陳代謝を促す効果が期待でき、白濁したお湯が特徴的でしょう。ドッグルームは全8室で、各部屋の専用デッキには愛犬用シャワーと洗い桶が完備されています。散歩帰りにすぐ足を洗える設計は、飼い主にとって大きな安心材料。犬の施設利用料は1頭あたり3,300円(税込)で、宿泊料金は1泊2食付き約32,000円からとなっています。
湯本の犬連れ日帰り温泉プラン(5,500円から)
宿泊なしで気軽に楽しみたい方には、箱根湯本の日帰り温泉プランがおすすめです。一部施設ではテラス席でのランチ付き日帰りプランを提供しており、約5,500円から8,000円で温泉と食事を愛犬と満喫できるでしょう。浴室内へのペット同伴は不可のため、貸切風呂を利用する形になります。50分間の貸切で約3,300円が相場。土日祝日は予約が埋まりやすいため、平日の利用が狙い目です。
那須エリアの広大なドッグラン付き温泉宿と涼しさの魅力
那須高原は標高約500メートルから900メートルに位置しており、夏場の平均気温が約23度と涼しい避暑地です。暑さに弱いフレンチブルドッグやパグなどの短頭種との旅行に特に向いているでしょう。敷地面積が広い施設が多く、大型犬でものびのび過ごせる環境が整っています。那須ICから車で約20分圏内に複数のペット宿が点在。途中にはペット同伴可能なカフェや観光牧場もあり、道中も楽しめます。
那須高原の総合リゾートホテル(1泊22,000円から)
ペット専用棟を併設した那須高原の総合リゾートホテルでは、約3,000平方メートルのエリア最大級ドッグランを備えています。フリーエリアと小型犬専用エリアに分かれており、宿泊中は無料で何度でも利用可能。夕方になると、ドッグランから那須連山の夕焼けが美しく見えるでしょう。アルカリ性単純温泉の大浴場も備わっており、pH値8.5前後のやわらかいお湯で旅の疲れを癒やせます。1泊2食付き約22,000円から35,000円で、犬の宿泊料は1頭あたり2,200円。
那須のコテージ型リゾート(1棟18,000円から)
独立棟のコテージ型リゾートホテルでは、犬種・頭数に制限がなく、何頭でも宿泊料が無料という珍しい条件が魅力です。各コテージには約50平方メートルのプライベート庭が付いており、他の宿泊者の目を気にしません。温泉は共用の大浴場で、ナトリウム炭酸水素塩泉のいわゆる美肌の湯が楽しめるでしょう。1棟あたり約18,000円から30,000円(定員4名)で、追加人数は1名あたり5,500円です。
伊豆エリアの愛犬特化型温泉リゾートと充実サービス
伊豆高原は年間平均気温が約16度と温暖な気候が魅力です。海と山の両方の自然に恵まれ、ペット同伴施設の充実度では関東随一のエリアといえるでしょう。特に伊豆高原駅周辺にはペット同伴可能なレストラン、カフェ、観光スポットが密集しています。宿の外でも愛犬と一緒に楽しめる環境が整っており、現地に行くと1日では回りきれないほど。
伊豆高原の犬専用ビュッフェ付きリゾート(1泊35,000円から)
獣医師が監修した愛犬専用ビュッフェを提供するリゾートでは、屋外約800平方メートル・屋内約200平方メートルのドッグランを完備しています。グルーミングルームや犬用温水プールまで揃っているのが特徴でしょう。愛犬用ビュッフェのメニューは鹿肉のボイルや有機野菜のスチームなど約10種類で、アレルギー対応も可能です。飼い主向けには天然温泉の露天風呂と伊豆の海鮮を使った和食会席を提供。1泊2食付き約35,000円から55,000円で、犬の宿泊料は体重により1頭あたり2,200円から3,850円となっています。
修善寺の隠れ家温泉旅館(1泊25,000円から)
全6室と小規模ながら全室ペットOKの修善寺の温泉旅館は、源泉かけ流しの客室露天風呂が自慢です。修善寺温泉の泉質はアルカリ性単純温泉で、肌触りがなめらかなのが特徴でしょう。庭付きの客室では愛犬を自由に遊ばせることができ、客室数が少ないため他の犬との鉢合わせを避けたい場合にも向いています。夕食は部屋食で、天城軍鶏や伊豆の地魚を使った懐石料理を堪能できるのも嬉しいポイント。1泊2食付き約25,000円から40,000円が相場で、犬の宿泊料は1頭あたり1,650円です。
ペット同伴温泉宿の料金比較と失敗しない選び方
ペット同伴の温泉宿を選ぶ際、料金体系は施設によって大きく異なります。犬の宿泊料とは別に施設利用料や清掃料が加算されるケースもあるため、総額での比較が重要でしょう。
| エリア | 1泊2食の目安 | 犬の宿泊料 | ドッグラン | 犬種制限 |
|---|---|---|---|---|
| 箱根(仙石原) | 28,000〜45,000円 | 無料〜3,300円 | プライベート型 | 小〜中型犬 |
| 箱根(強羅) | 32,000〜50,000円 | 3,300円/頭 | 共用型 | 小〜大型犬 |
| 那須高原 | 22,000〜35,000円 | 無料〜2,200円 | 大型共用 | 制限なし |
| 伊豆高原 | 35,000〜55,000円 | 2,200〜3,850円 | 屋内外完備 | 小〜大型犬 |
| 修善寺 | 25,000〜40,000円 | 1,650円/頭 | 庭付き客室 | 小〜中型犬 |
宿選びで最も重要なのは犬種制限の確認です。体重10キログラム以上の中型犬や大型犬は受け入れ不可の施設が全体の約4割を占めるため、予約前に必ず確認しましょう。次にドッグランの種類をチェックしてください。プライベート型か共用型かで、滞在の快適さが大きく変わります。食事時の同伴可否も見落としがちなポイントで、レストランNGなら部屋食プランがある宿を選ぶのが賢明でしょう。
予約のベストタイミングは旅行日の約6週間前です。夏休みシーズン(7月下旬から8月中旬)のペット同伴宿は一般の宿以上に早く埋まるため、遅くとも1か月前には予約を確定させておくと安心でしょう。キャンセル料は施設ごとに異なり、7日前から50パーセント、3日前から100パーセントという設定が一般的。
愛犬との温泉旅行に欠かせない持ち物ガイド

温泉宿によってアメニティの充実度が大きく異なります。犬用のケージやトイレシートを完備している宿もある一方、持参が必要な施設も少なくありません。準備しておけばどの宿でも安心して過ごせるアイテムをご案内しましょう。
折りたたみ式ペットキャリー
移動中の安全確保に折りたたみ式ペットキャリーは必須アイテムです。ソフトタイプなら使わないときにコンパクトに収納でき、車内でも場所を取りません。体重15キログラムまで対応する製品が人気で、IATA基準対応モデルなら飛行機での移動にも使えるでしょう。価格帯は約3,500円から8,000円が中心です。
犬用消臭スプレー
客室の臭い対策として犬用消臭スプレーを1本持参しておくと、チェックアウト時のトラブル防止に役立ちます。天然由来成分(柿渋エキスやミョウバン配合)のものなら犬が舐めても安全でしょう。約800円から1,500円で購入でき、300ミリリットルサイズが1泊2日にちょうど良い容量です。
ポータブル水飲みボトル
散歩や移動中の水分補給にペット用ポータブル水飲みボトルがあると非常に便利です。ワンタッチで給水できるトレイ一体型が主流で、約1,200円から2,500円の価格帯。夏場は脱水リスクが高まるため、500ミリリットル以上の容量をおすすめします。凍らせたペットボトルを1本余分に持っておくと、車内の暑さ対策にもなるでしょう。
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狂犬病予防接種証明書と混合ワクチン証明書
ほぼ全てのペット同伴宿で狂犬病予防接種証明書と混合ワクチン接種証明書の提示が求められます。1年以内に接種した証明書のコピーをスマホに写真で保存しておくと、原本を忘れた場合の緊急対応になるでしょう。証明書がないとチェックインを断られるケースもあるため、出発前の確認は欠かせません。
よくある質問

Q. 大型犬でも泊まれる温泉宿はどこですか?
A. 那須高原のコテージ型リゾートでは犬種・頭数の制限なしで受け入れています。伊豆高原の一部リゾートでは体重30キログラムまでの大型犬に対応。ゴールデンレトリバーやラブラドールクラスの犬種なら、那須エリアの選択肢が最も豊富でしょう。
Q. 犬用の温泉がある宿はありますか?
A. 伊豆高原の愛犬特化型リゾートでは、犬専用の温泉浴場を設けている施設があります。泉質は刺激の少ない単純温泉で、犬の皮膚疾患の緩和にも良いとされているのが特徴。利用料は1回500円から1,000円程度で、タオルの貸し出しも含まれるケースが多いです。
Q. 犬が吠える場合でも宿泊できますか?
A. 多くの宿では無駄吠えしないことを宿泊条件にしていますが、ある程度の鳴き声は許容されているでしょう。心配な場合は独立棟のコテージタイプを選ぶと、隣室への音漏れを気にせず過ごせます。那須のコテージ型リゾートは棟間の距離が約15メートルから20メートルあるため、音の面でも安心。
Q. 夏場のペット同伴旅行で一番注意すべきことは?
A. 車内での熱中症対策が最も重要です。エアコンを常時稼働させ、サービスエリアでは2時間おきに休憩を入れてください。標高の高い那須高原(夏の平均気温23度前後)は暑さに弱い犬種との旅行先として特に適しているでしょう。アスファルトの表面温度は気温30度で約60度に達するため、日中の散歩は早朝6時台か夕方18時以降に限定するのが安全です。
Q. 犬の宿泊料金の相場はどのくらいですか?
A. 無料から3,850円/頭が一般的な相場です。公式サイト限定で犬の宿泊料無料キャンペーンを実施する宿もあるため、じゃらんや楽天トラベル経由よりも公式サイトの方がお得な場合もあるでしょう。2頭目以降は割引になる施設もあるため、多頭飼いの方は事前に確認してみてください。
Q. チェックイン前やチェックアウト後に犬と過ごせる場所はありますか?
A. 箱根・那須・伊豆いずれのエリアでも、ペット同伴可能なカフェやレストランが宿の周辺に点在しています。那須ガーデンアウトレットはペット同伴でショッピングを楽しめるスポット。伊豆高原の大室山リフトは小型犬ならキャリー入りで乗車可能ですので、事前にGoogleマップでペット同伴OKと検索しておくとスムーズでしょう。
愛犬との忘れられない夏の温泉旅を実現するために

ペット同伴の温泉宿は年々進化しており、犬専用ビュッフェやプライベートドッグラン付き客室など、数年前には想像できなかったサービスが次々と登場しています。2026年夏の旅行計画では、愛犬のサイズと性格に合ったエリアを絞り込み、犬種制限と料金体系を比較したうえで候補を3軒程度に絞るのが効率的でしょう。予約は6週間前がベストタイミング。7月中旬までには8月のお盆期間の予約を確定させてみてください。ワクチン証明書の準備と車内の暑さ対策を万全にすれば、愛犬との温泉旅行はきっと夏の最高の思い出になるはずです。
