お盆休みに温泉旅行を計画しても、どこも満室で途方に暮れた経験はないでしょうか。2026年のお盆期間は8月13日(水)から16日(土)の4日間。多くの旅館が半年前から予約で埋まる一方で、実際に現地の宿泊施設に問い合わせると、直前のキャンセル空きや平日ずらしで泊まれる穴場が意外と見つかるものです。
お盆期間でも比較的空いている温泉エリアの特徴と、直前予約を成功させるための具体的なテクニックをまとめました。一人旅・カップル・ファミリーそれぞれのニーズに合った宿の選び方もあわせてご覧ください。
- お盆でも空きやすい穴場温泉エリア5選の特徴と料金目安
- 直前予約でお盆の温泉宿を確保する4つのテクニック
- 一人旅・カップル・家族連れ別のおすすめ宿タイプ
- 混雑ピークを避ける曜日と時間帯の選び方
お盆でも空きやすい穴場温泉エリア5選
お盆の温泉旅行で満室に悩まされるのは、箱根・草津・熱海といった超人気エリアに集中するため。一方、知名度や交通アクセスの関係で混雑が分散される温泉地が全国各地に存在しています。実際に複数の旅行予約サイトで空室状況を調べると、お盆直前でも予約可能な宿がいくつも見つかるエリアがあるのです。
群馬県・四万温泉(しまおんせん)
草津温泉から車で約40分の距離にある四万温泉は、「四万の病を癒す霊泉」として800年以上の歴史を持つ温泉地。上信越高原国立公園内の山間に位置し、夏場でも涼しい環境が魅力です。
草津温泉に観光客が集中するお盆期間、そこから少し足を延ばした四万温泉には空きが出やすい傾向が見られます。源泉かけ流しの宿が多く、泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。1泊2食付き12,000円から25,000円程度が相場で、草津温泉よりリーズナブルに泊まれる宿も少なくありません。
積善館(元禄7年創業・日本最古の木造湯宿建築)や四万たむら(毎分1,600リットル湧出・6種の湯殿)など、個性的な老舗旅館が並ぶのも特徴でしょう。
秋田県・乳頭温泉郷(にゅうとうおんせんきょう)
田沢湖から車で約30分、ブナの原生林に囲まれた7軒の宿が点在する秘湯エリア。鶴の湯温泉の乳白色の露天風呂は写真で見たことがある方も多いかもしれません。
東北の山奥というアクセスの難しさが、逆にお盆の混雑を緩和してくれるポイント。鶴の湯は人気が高く早期に満室になりますが、妙乃湯・蟹場温泉・大釜温泉など他の6軒にはお盆直前でも空室が出ることがあります。1泊2食付き10,000円から18,000円程度が目安でしょう。
長野県・安曇野周辺の温泉(穂高温泉郷・中房温泉)
北アルプスの麓、標高約700mに広がる穂高温泉郷は、大規模旅館が少なく小規模な宿やペンションが中心のエリア。お盆でも「満室」にならない宿が比較的見つかりやすいのが利点です。
さらに奥に進んだ中房温泉(標高1,462m)は、登山口に位置する秘湯の一軒宿。登山者以外にはあまり知られておらず、お盆でも静かな環境で湯治が楽しめるでしょう。1泊2食付き13,000円から20,000円程度が相場。夏場の日中でも気温22度前後と涼しく、都市部からの避暑にも最適な立地です。
山形県・肘折温泉(ひじおりおんせん)
開湯1,200年を超える山形県大蔵村の温泉地。月山の麓に位置し、昔ながらの湯治場の雰囲気を色濃く残しています。旅館の規模が小さく宿泊定員も限られていますが、知名度が全国区でないため、お盆期間でも空室を見つけられることがあるのが強みです。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、切り傷や皮膚疾患への効能が知られています。1泊2食付き8,000円から15,000円程度と、コストパフォーマンスの高さも見逃せないポイントでしょう。
新潟県・松之山温泉
日本三大薬湯のひとつに数えられる松之山温泉は、有馬温泉・草津温泉と並ぶ薬効の高さが特徴。十日町市の山間に位置し、最寄りのほくほく線・まつだい駅からバスで約25分かかるアクセスの不便さが、逆に穴場としての魅力を維持しています。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、約1,200万年前の海水が地層に閉じ込められたもの。1泊2食付き11,000円から20,000円程度。周辺には棚田の美しい風景が広がり、温泉だけでなく景観も楽しめる穴場です。
直前予約でお盆の温泉宿を確保する4つのテクニック

お盆の宿はどこも満室に見えても、直前にキャンセルが発生するケースは珍しくありません。実際に予約サイトを毎日チェックしていると、出発3日前あたりからポツポツと空室が復活する現象を確認できるのです。
テクニック1:キャンセル空きを狙う「3日前チェック」
楽天トラベル・じゃらんnet・一休.comなどの予約サイトでは、キャンセル料が発生する3日前から7日前にキャンセルが集中する傾向にあります。出発の3日前・5日前・7日前に同じ検索条件で空室を再チェックすれば、満室だったはずの宿に空きが出ていることも。通知機能を備えたサイトなら、空室アラートを設定しておくのも有効な手段でしょう。
テクニック2:平日ずらしで料金も混雑も半減
2026年のお盆は8月13日(水)から16日(土)。このうち13日(水)と14日(木)は「お盆の平日」に該当するため、金・土泊に比べて空室が出やすく、料金も20%から40%安くなる傾向にあります。水曜・木曜泊を狙うだけで、選択肢が大幅に広がるでしょう。
テクニック3:複数サイト横断検索で見落とし防止
宿によっては特定の予約サイトにしか在庫を出していないケースがあるため、楽天トラベル・じゃらんnet・一休.com・ゆこゆこの4サイトを最低限チェックしてみてください。公式サイト限定プランや電話予約のみの宿もあるため、気になる宿は公式サイトも確認すると見つかる確率が上がります。
テクニック4:1名利用可能プランの活用(一人旅向け)
お盆期間は2名以上のプランが中心になりますが、ゆこゆこでは「ひとり旅歓迎」の宿をフィルタリングできるため、一人旅でも予約しやすい温泉宿が見つかるでしょう。1名1室1万円以下のプランも掲載されており、予算を抑えた温泉一人旅にも対応しています。
一人旅・カップル・ファミリー別の温泉宿の選び方

お盆の穴場温泉宿は見つかっても、旅のスタイルに合わない宿を選んでしまうと満足度が下がってしまうもの。目的別の選び方を整理しました。
一人旅なら「湯治宿」「ゲストハウス併設型」がおすすめ
一人旅向けの温泉宿を探すなら、湯治プランを用意している旅館が狙い目。肘折温泉や乳頭温泉郷には、自炊湯治が可能な宿が複数あり、1泊5,000円から8,000円程度で泊まれます。最近では温泉地にゲストハウスが併設されるケースも増えており、個室利用で3,000円から5,000円程度の選択肢も出てきました。
カップルなら「貸切風呂」「部屋食」がキーワード
二人の時間を大切にするなら、貸切風呂のある宿を優先的に探してみてください。四万温泉や穂高温泉郷には、客室数10室以下の小規模旅館が多く、お盆期間でも静かに過ごせる環境が整っています。部屋食プランがある宿なら、他の宿泊者と顔を合わせる機会も最小限に抑えられるでしょう。
ファミリーなら「プール付き」「キッズスペース」で子どもも満足
子連れ旅行では、プール併設型の温泉リゾートを選ぶと子どもの満足度が高くなります。大江戸温泉物語グループやホテルニュー塩原(栃木県)などは、夏季限定プール+温泉のセットプランを用意していることが多いでしょう。キッズスペースやベビーベッド貸出の有無は予約前に必ず確認してください。
お盆の温泉旅行で混雑を避ける3つのポイント

穴場エリアを選んでも、時間帯や曜日によっては混雑に巻き込まれることもあります。現地で快適に過ごすための具体的なコツを共有します。
ポイント1:チェックイン時間を早める
多くの宿のチェックインは15:00から。14:00チェックイン可能な宿を選ぶか、事前に相談してみてください。大浴場はチェックイン直後の15:00から17:00が最も混み合うため、14:00に到着して先に入浴を済ませると、ほぼ貸切状態で楽しめることもあるのです。
ポイント2:お盆前半(8/13-14)を狙う
帰省ラッシュのピークは8月15日(金)から16日(土)に集中する傾向にあります。13日(水)や14日(木)の到着にすると、道路渋滞も宿の混雑も比較的穏やかでしょう。
ポイント3:チェックアウト後の日帰り温泉を活用する
宿泊先をチェックアウトした後、近隣の日帰り温泉施設に立ち寄るのもおすすめ。チェックアウト後の10:00から12:00は日帰り施設も空いていることが多く、帰路の高速道路渋滞が緩和される14時以降まで時間を有効活用できるでしょう。
よくある質問
お盆の温泉宿の相場はどのくらいですか?
一般的に通常期の1.3倍から1.8倍になる傾向があります。1泊2食付きで15,000円から30,000円程度が中心価格帯でしょう。ただし穴場エリアでは通常期と変わらない料金の宿も存在しており、肘折温泉では8,000円台から泊まれるプランもあります。
直前予約でもキャンセル料はかかりますか?
多くの宿は宿泊日の3日前から50%、当日は100%のキャンセル料が発生します。直前予約で見つけた宿はキャンセル空きの可能性が高いため、予約後の取り消しは難しいと考えておいてください。体調不良等のやむを得ない事情がある場合は、宿に直接相談すると対応してもらえることもあります。
一人旅で温泉宿を予約する際の注意点は?
お盆期間は2名以上のプランしか用意していない宿が多いのが実情。ゆこゆこの「ひとり旅歓迎」フィルターや、楽天トラベルの「1名利用可」条件で検索すると効率的に絞り込めます。小規模旅館や湯治宿は1名利用を受け入れている場合が多いため、穴場エリアとの相性も良いでしょう。
カップルにおすすめの温泉宿の条件は?
貸切風呂・部屋食・客室露天風呂の3つが揃った宿を選ぶと、二人の時間をゆったり楽しめるでしょう。四万温泉や穂高温泉郷には客室数10室以下の小規模旅館があり、プライベート感を重視する方に適しています。予算は1人20,000円から35,000円程度を見込んでおくと選択肢が広がります。
子連れでお盆に温泉旅行するときの注意点は?
おむつが外れていない乳児の大浴場利用を制限している宿もあるため、事前に確認が必要でしょう。貸切風呂のある宿を選べば、周囲を気にせず家族だけで温泉に入れます。食事はバイキング形式の宿が子どもの好き嫌いに対応しやすく、ストレスなく楽しめるのがメリットです。
車なしでもアクセスしやすい穴場温泉エリアはどこですか?
四万温泉はJR吾妻線・中之条駅からバスで約40分、松之山温泉はほくほく線・まつだい駅からバスで約25分でアクセス可能。肘折温泉はJR新庄駅からバスで約55分です。いずれも本数が限られるため、事前の時刻表確認が欠かせません。
予約サイトのポイントやクーポンはお盆でも使えますか?
楽天トラベルの楽天ポイント、じゃらんnetのPontaポイント・じゃらんクーポンはお盆期間でも利用可能です。たですし、お盆限定プランではクーポン併用不可の宿もあるため、予約画面で利用条件を確認してください。ポイント還元率の高い「タイムセール」と組み合わせると、お盆でもお得に宿泊できることがあります。
今年のお盆は穴場温泉で特別な時間を
お盆の温泉旅行は「どこも満室」というイメージが先行しがちですが、エリア選びと予約テクニック次第で、静かに湯を楽しむ旅は十分に実現可能。
四万温泉の歴史ある湯殿、乳頭温泉郷の乳白色の秘湯、安曇野の北アルプスを望む高原温泉、肘折温泉の昔ながらの湯治場、松之山温泉の薬湯。いずれも超人気エリアの喧騒とは無縁の、落ち着いた温泉体験を提供してくれる場所です。
楽天トラベルやじゃらんnetでは、お盆期間の空室検索とキャンセル空き通知が利用できます。出発3日前のキャンセル空きチェックを忘れずに、今年のお盆は穴場温泉で心身をリフレッシュしてください。


































