温泉に浸かりながら森の中でバーベキューを満喫する。そんな贅沢な夏休みの舞台として、東北の温泉付きグランピングが注目を集めています。2026年は蔵王に全棟ヒノキ風呂付きの新施設がオープンし、選択肢がさらに広がりました。
この記事でわかることは次のとおりです。
- 2026年4月オープン「薪のくつろぎ蔵王」全5棟の設備・料金・予約のコツ
- 標高1,400mの秘湯・藤七温泉と八幡平アウトドアの組み合わせルート
- 秋保温泉「グランシーズン」の仙台牛BBQと森林グランピング体験
- 花巻温泉郷の1,200年の名湯と周辺アウトドアスポット
- 温泉グランピングで役立つ持ち物チェックリスト
蔵王「薪のくつろぎ蔵王」2026年4月オープンの全棟ヒノキ風呂付ヴィラ
宮城県蔵王町の遠刈田温泉エリアに2026年4月15日グランドオープンした「隠れ家Village 薪のくつろぎ蔵王」。約1万平方メートルの敷地にわずか5棟を配置した、1日5組限定の贅沢なグランピング施設です。実際に現地を訪れると、棟と棟の間隔が広く隣の声がほとんど聞こえない静けさに驚くでしょう。
宿泊棟タイプと料金一覧
| 棟タイプ | 定員 | 主な設備 | 料金目安(1泊2食付・2名) |
|---|---|---|---|
| デラックススイート「伊達」 | 4名 | バレルサウナ・囲炉裏・畳スペース・ヒノキ風呂 | 約55,000円〜 |
| セミスイート「月のうさぎ」 | 4名 | テントサウナ・ウッドデッキ・ヒノキ風呂 | 約42,000円〜 |
| スタンダード | 4名 | 焚火台・BBQ設備・ヒノキ風呂 | 約32,000円〜 |
全棟共通の装備は、坪庭付きヒノキ風呂・焚火台・バーベキュー設備・屋上バルコニー。車を棟の横に直接停められる専用駐車場もあり、クーラーボックスや着替えの出し入れがスムーズにできる点はファミリーに好評です。夜はVIPルームやBARなどの共有施設で、薪ストーブの灯りに包まれながらゆったり過ごせるのも魅力でしょう。
遠刈田温泉街との組み合わせ方
施設から車で約5分の遠刈田温泉街には、共同浴場「神の湯」(入浴料330円)や「壽の湯」が点在。泉質の異なる湯を日帰りで巡る「湯めぐり」は、グランピング滞在中の楽しみのひとつになるはずです。蔵王エコーラインを登れば蔵王山頂の火口湖・御釜まで約40分。早朝7時台に出発すると、エメラルドグリーンの水面をほぼ独占できる確率が高まります。
標高1,400mの秘湯・藤七温泉と八幡平アウトドアルート

岩手県八幡平市の藤七温泉彩雲荘は、東北最高地の標高1,400mに佇む一軒宿。営業期間は毎年4月下旬〜10月末の季節限定で、夏こそ訪れたい温泉地です。7月の平均気温は約18度前後。平地より8〜10度涼しいため、天然のエアコンの中で露天風呂を堪能できるでしょう。
藤七温泉の泉質と料金
泉質は単純硫黄泉。湯床から自然に湧き出る泥を肌に塗れば、天然の泥パック体験になるのが特徴です。男女別の内湯と露天風呂に加え、八幡平の山並みを見渡す混浴露天風呂も人気。宿泊は1泊2食付きで約12,000円〜15,000円が目安で、日帰り入浴なら大人600円・予約不要(例年8:00〜17:00頃)と手軽に楽しめるのも嬉しいポイント。ふるさと納税(八幡平市)の返礼品に宿泊券が出品されているため、節税と旅行を両立させたい方にもおすすめです。
八幡平キャビン泊との組み合わせプラン
藤七温泉から車で約30分の八幡平リゾートエリアには、コテージやキャビン型の宿泊施設が複数点在。次のような1泊2日ルートがおすすめです。
- 1日目午後:八幡平のキャビンにチェックイン、BBQディナーを満喫
- 2日目午前:アスピーテラインをドライブ(6月は残雪の壁が残る年も)
- 2日目昼前:藤七温泉で日帰り入浴と泥パック体験
- 2日目午後:八幡平頂上トレッキング(往復約1時間30分)
「秘湯×アウトドア」という東北ならではの組み合わせは、温泉好きにもアクティブ派にも響く旅程になるはずです。
秋保温泉「グランシーズン」東北最大級の森林グランピング

仙台市街から車で約30分、秋保温泉エリアの「GLAMP SEASON(グランシーズン)」は東北最大級のグランピング施設として2022年9月にオープン。敷地全体が深い森に包まれ、夏は木陰が天然のクーラーとして機能する環境が魅力です。現地に着くと、仙台市内との気温差を肌で実感できるでしょう。
施設概要と料金
ドームテントやベルテントなど複数タイプの宿泊棟を用意。全棟にエアコン・冷蔵庫を完備しており、BBQディナーには地元仙台牛や三陸の海鮮コースが揃っています。宿泊料金の目安は2名1室で約25,000円〜40,000円(1泊2食付・シーズンにより変動)。秋保温泉の日帰り入浴施設まで車で約5分と近く、天然温泉も気軽に堪能できるロケーション。ドッグラン付きサイトではペット同伴も可能で、追加料金は1頭あたり約2,000円〜3,000円です。
仙台観光との1泊2日モデルコース
仙台駅からアクセスが良い秋保は、市内観光との組み合わせに最適。おすすめの過ごし方は次のとおりです。
- 1日目10:00:仙台朝市で海鮮丼の朝食を堪能
- 1日目12:00:瑞鳳殿・仙台城跡を観光
- 1日目15:00:グランシーズンにチェックイン、仙台牛BBQで乾杯
- 2日目9:00:秋保大滝へ(施設から車で約15分・落差55m・滝壺付近は周囲より3〜5度涼しい)
- 2日目11:00:秋保温泉で日帰り入浴を楽しんでから帰路へ
花巻温泉郷の名湯と周辺アウトドアの楽しみ方
岩手県花巻市に広がる花巻温泉郷は、大沢温泉・鉛温泉・志戸平温泉など個性豊かな湯が集結するエリア。2026年は宮沢賢治生誕130周年にあたり、4月〜12月に菊水舘ギャラリー茅で特別展示が行われるなど文化的な見どころも充実しています。
大沢温泉 山水閣の魅力と料金
大沢温泉は1,200年の歴史を持つ名湯。豊沢川沿いの大露天風呂「大沢の湯」は、川のせせらぎを聞きながら入浴できる開放感が格別です。泉質はアルカリ性単純泉で肌への刺激が少なく、長湯に向いているのが特徴。山水閣の宿泊は1泊2食付き約13,000円〜22,000円。湯治屋(自炊部)を利用すれば素泊まり約2,500円〜と、予算を抑えた長期滞在にも対応可能です。
花巻周辺のアウトドア体験
花巻温泉郷から車で約20分のエリアには、キャンプやバーベキューを楽しめるスポットが点在。温泉宿に泊まりつつ日中はアウトドアを楽しみ、夕方に温泉へ戻る過ごし方は小さな子ども連れのファミリーに好評。北上川沿いのカヌー体験(約3,000円〜5,000円/1時間)も夏の人気アクティビティです。
温泉グランピングに持っていくと便利な装備ガイド

東北の温泉付きグランピングでは、標高差や天候変化に備えた装備が快適さを左右します。施設アメニティだけでは足りないケースもあるため、次のアイテムの持参を検討してみてください。
速乾タオルセット
温泉やサウナを1日に何度も利用するなら、マイクロファイバー素材の速乾タオル(約1,500円〜3,000円)が重宝するでしょう。吸水力は綿タオルの約3倍で、30分ほどで乾くため翌日も清潔。2〜3枚持参すると安心です。
虫除けスプレーとアウトドア用蚊取り線香
東北の山間部は6〜8月にブヨや蚊が活発化。ディート30%配合の医薬品タイプ虫除けスプレー(約800円〜1,200円)と、テント周りに設置するアウトドア用蚊取り線香(約600円〜1,000円)の両方を揃えておけば万全です。
薄手フリースジャケット
蔵王や八幡平など標高の高いエリアでは、8月でも夜間気温が15度前後まで下がることがあります。薄手のフリースジャケット(約3,000円〜6,000円)を1枚バッグに忍ばせておくと、露天風呂上がりの湯冷め防止にも役立つはずです。
よくある質問

Q. 東北の温泉グランピングのベストシーズンはいつですか?
A. 7月中旬〜9月上旬がベストシーズンです。梅雨明け後は天候が安定し、標高の高いエリアでは平地より5〜10度涼しい環境で過ごせるでしょう。8月のお盆前後は予約が集中するため、6月中の予約がおすすめです。
Q.「薪のくつろぎ蔵王」は子連れでも利用できますか?
A. 利用可能です。全棟独立のプライベート空間のため、周囲を気にせず過ごせるのがメリット。横付け駐車場で荷物の出し入れも楽にできるでしょう。サウナの年齢制限は予約時にご確認ください。
Q. 藤七温泉の日帰り入浴は予約が必要ですか?
A. 予約不要で、受付時間内(例年8:00〜17:00頃)に直接訪問すれば入浴可能。入浴料は大人600円です。天候や道路状況による臨時休業もあるため、当日の営業状況を公式サイトで確認しておくと安心でしょう。
Q. 秋保温泉グランシーズンへのアクセス方法は?
A. 仙台駅から車で約30分、東北自動車道仙台南ICから約15分。公共交通なら仙台駅西口から秋保温泉行きバスで約50分です。施設周辺にコンビニは少ないため、食材や飲み物は仙台市内で購入しておくのがベターです。
Q. 花巻温泉郷で日帰り入浴できる施設はどこですか?
A. 大沢温泉(大人600円)、鉛温泉藤三旅館(大人700円)、志戸平温泉(大人800円)などが対応。営業時間は施設ごとに異なるため、事前に確認しておくと安心です。
Q. 東北グランピングでペット同伴は可能ですか?
A. 施設によって対応が異なるため要確認。秋保のグランシーズンはドッグラン付きサイトがあり、1頭あたり約2,000円〜3,000円の追加料金で同伴可能です。蔵王の薪のくつろぎは公式サイトで最新のペットポリシーをチェックしてください。
この夏の温泉グランピング旅を計画しよう

東北の温泉付きグランピングは、涼しい高原の風と源泉かけ流しの湯を同時に楽しめる夏ならではの贅沢な選択肢。2026年は蔵王の「薪のくつろぎ」という新施設が加わり、藤七温泉・秋保温泉・花巻温泉郷と組み合わせれば2泊3日の東北温泉グランピング旅も組み立てられるでしょう。気になる施設が見つかったら、夏のハイシーズンに向けて早めに予約サイトで空き状況を確認してみてください。
