200円で入れる地元の共同湯から、由布岳を正面に眺める150畳超の露天風呂、2時間貸切のプライベート温泉まで。湯布院の日帰り温泉は、同じ町の中でも料金に25倍もの開きがあります。せっかく足を運ぶなら、旅の目的と予算に合った一湯を選びたいところです。
ここでは、由布院温泉観光協会や各施設の公開情報をもとに、日帰り入浴できる主要施設の料金と営業時間を一覧で比較しました。あわせて、絶景・美肌・家族風呂といった目的別の選び方や、混雑を避ける時間帯、博多や別府からのアクセスまで、日帰り旅を組み立てるのに必要な情報をまとめています。
- 湯布院の日帰り温泉8施設の料金・営業時間の比較表
- 「絶景露天」「美肌の湯」「家族風呂」など目的別のおすすめ
- 混雑を避ける時間帯と、雨の日の過ごし方
- 日帰り入浴で持って行くと便利なアイテム
- 博多・別府からのアクセスと所要時間
※料金・営業時間は2026年10月時点で確認できた情報です。改定や臨時休業もあるため、出発前に各施設の公式情報で最新の状況を確かめてください。
湯布院の日帰り温泉8施設を料金で比較
湯布院の日帰り温泉は、おおまかに「300円以下の共同湯」「800〜1,000円の旅館・ホテルの立ち寄り湯」「数千円の貸切・プライベート温泉」の3つの価格帯に分かれます。まずは主要施設を一覧で見比べてみましょう。
| 施設名 | 大人料金(目安) | 日帰り入浴時間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 乙丸温泉館 | 200円 | 6:00〜22:00 | 駅から約350m・賽銭箱方式の共同湯 |
| ゆのつぼ温泉 | 200円 | 10:00〜22:00 | 湯の坪街道沿いの素朴な共同湯 |
| 由布院駅の足湯 | 200円 | 9:00〜19:00 | 駅構内にあり列車の待ち時間に便利 |
| ゆふいん束ノ間 | 800円 | 9:30〜18:30(受付18:00) | コバルトブルーの源泉かけ流し露天 |
| クアージュゆふいん | 830円 | 10:00〜21:30(受付21:00) | 水着で入るドイツ式バーデゾーン |
| ゆふいん山水館 | 1,000円 | 13:00〜16:00 | 駅近・サウナと陶器風呂のある大浴場 |
| 山のホテル夢想園 | 1,000円 | 10:00〜14:30(受付14:00) | 由布岳を望む150畳超の大露天風呂 |
| 湯布院プライベートサウナ&温泉 NOGIKU | 5,000円〜(120分) | 要予約 | 完全貸切の温泉とサウナ |
表を見るとわかる通り、旅館系の立ち寄り湯は午後の早い時間に受付を締め切るところが多い点に注意が必要です。夢想園は14:00、山水館は16:00で終わるため、「夕方に温泉で締めくくろう」と考えていると入れない場合があります。夜まで営業しているのは共同湯とクアージュゆふいんで、日帰り旅の最後に寄るならこちらが現実的な選択肢になります。
300円以下で入れる共同湯の楽しみ方
乙丸温泉館とゆのつぼ温泉は、地元の人が日常的に通う共同浴場です。シャンプーやボディソープ、ドライヤーは基本的に置かれていないため、タオルと洗面用具は持参が前提になります。乙丸温泉館は入口の箱に料金を入れる賽銭箱方式なので、100円玉を2枚用意しておくとスムーズです。
観光施設としての華やかさはありませんが、湯布院の源泉を地元の人と同じ湯船で味わえるのが魅力です。湯船は小ぶりで、4〜5人入るといっぱいになるため、長湯せず譲り合う心づかいが歓迎されます。
目的で選ぶ 絶景露天・美肌の湯・家族風呂

料金だけで選ぶと「せっかく来たのに景色が見えなかった」という後悔につながりがちです。湯布院で日帰り温泉を選ぶときは、何を一番楽しみたいかを先に決めておくと失敗しにくくなります。
由布岳を眺める絶景露天なら山のホテル夢想園
湯布院の日帰り温泉で「景色」を最優先するなら、まず名前が挙がるのが山のホテル夢想園です。高台に位置し、標高1,583mの由布岳を正面に望む露天風呂は、女性専用側が150畳以上という広さを誇ります。大人1,000円、5〜12歳700円、4歳以下は無料という設定で、家族湯も用意されています。
ただし受付は14:00まで。午前中に到着して最初に入り、そのあと町歩きへ向かう順番にすると、時間切れを避けられます。秋から冬の晴れた朝は由布岳の稜線がくっきり見え、写真目当ての人も多く訪れます。
美肌の湯を試すならゆふいん束ノ間
ゆふいん束ノ間は、光の加減で青みがかって見えるコバルトブルーの源泉かけ流しで知られる施設です。メタケイ酸を含む湯は「美肌の湯」として紹介されることが多く、肌あたりのやわらかさを目当てに訪れるリピーターもいます。大人800円、小中学生500円と、立ち寄り湯としては手ごろな料金設定です。
駅から約2kmと少し離れているため、徒歩なら25分前後を見ておくと安心です。帰りに湯の坪街道へ戻るルートを組むと、移動の無駄が少なくなります。
家族風呂・貸切でゆっくりしたい場合
小さな子ども連れや、タトゥーがあって大浴場を避けたい人には、家族風呂(貸切風呂)が向いています。湯布院には家族風呂を日帰りで貸し出す施設が多く、相場は1室50分前後で2,000〜3,000円台が中心です。より特別感を求めるなら、2時間完全貸切でサウナも付いたNOGIKUのようなプライベート施設もあり、1名5,000円〜が目安になります。
家族風呂は人気の時間帯に予約が埋まりやすく、とくに土日の11時〜14時は待ち時間が1時間を超えることもあります。予約を受け付けている施設なら、日程が決まった段階で押さえておくのが確実です。
雨の日や子ども連れにはクアージュゆふいん
クアージュゆふいん(湯布院健康温水館)は、水着で入るドイツ式の温泉施設です。歩行浴やジャグジー、打たせ湯など多彩な浴槽があり、大人830円、小中学生620円で利用できます。21:30まで開いているため、天気が崩れた日の予定変更先や、夕食後のひと風呂にも使いやすい施設です。水着と水泳帽は持参が基本なので、子ども連れの場合は忘れないようにしましょう。
混雑を避ける時間帯と雨の日の判断

湯布院は年間300万人を超える観光客が訪れる人気の温泉地で、日帰り温泉も時間帯によって混み具合が大きく変わります。とくに湯の坪街道に観光客が集中する11時〜15時は、立ち寄り湯の脱衣所も混み合いがちです。
| 時間帯 | 混雑の傾向 | おすすめの過ごし方 |
|---|---|---|
| 6:00〜9:00 | 空いている | 共同湯で朝風呂、金鱗湖の朝霧を見に行く |
| 10:00〜11:00 | 比較的空いている | 夢想園など旅館系の立ち寄り湯に入る |
| 11:00〜15:00 | 最も混む | 町歩き・ランチに充て、入浴は避ける |
| 15:00〜18:00 | やや落ち着く | 束ノ間・山水館で2湯目 |
| 18:00以降 | 空いている | 共同湯やクアージュで締めのひと風呂 |
雨の日は露天風呂の景色がかすむ一方で、雨音を聞きながらの入浴は晴れの日とは違った趣があります。小雨程度なら予定どおり出かけても十分楽しめますが、大雨や雷を伴う予報のときは、屋根のある内湯中心の施設や水着施設に切り替えると安心です。由布岳の眺めを目的にしている場合は、雲の位置で見え方が大きく変わるため、当日の朝に天気を見てから入る施設を決める柔軟さがあると満足度が上がります。秋に訪れるなら、由布院温泉の紅葉と金鱗湖の朝霧を見る時間帯もあわせて確認しておくと、朝の湯めぐりと景色をまとめて楽しめます。
予算別のモデルプラン
- 予算1,000円以内:朝の乙丸温泉館(200円)→ 夕方のゆのつぼ温泉(200円)→ 駅の足湯(200円)。合計600円で3湯
- 予算3,000円前後:夢想園(1,000円)→ 束ノ間(800円)→ 夜の共同湯(200円)。景色と泉質の違いを両方楽しめる組み合わせ
- 予算5,000円以上:プライベート温泉で2時間ゆっくり過ごし、残りの時間を町歩きに充てる
日帰り入浴の持ち物と湯冷め対策

実際に何湯かはしごしてみると、荷物の差が快適さを大きく左右すると気づきます。湯布院の共同湯には備品がほとんどなく、旅館系の立ち寄り湯でもタオルは有料レンタルという施設も少なくありません。何湯もはしごするなら、自分で持って行くほうが結果的に安く、快適に過ごせます。
速乾マイクロファイバータオル
湯めぐりで一番困るのが、濡れたタオルの扱いです。速乾マイクロファイバータオルなら、1湯目で使っても次の施設までに乾きやすく、かさばらずにバッグへ収まります。フェイスタオルとバスタオルの2枚セットを用意しておくと便利です。
防水温泉バッグ
濡れたタオルや洗面用具を入れる防水温泉バッグがあると、普段使いのバッグが濡れる心配がありません。持ち手付きで底がメッシュのものは、湯船の脇に置いても水が溜まりにくく使い勝手が良好です。
トラベル用シャンプーセット
共同湯にはシャンプーやボディソープが置かれていないことが多いため、トラベル用シャンプーセットを1つ入れておくと安心です。詰め替えボトルに入れた少量タイプなら、荷物の重さもほとんど気になりません。
トラベル容器 旅行用 洗面所 シャンプーボトル ソープボトル シャンプー 旅行 旅行用品 旅行用圧縮袋 旅行用シャンプーセット 旅行用ドライヤー 3本セット 4本セット 携帯用 大容量 浴
2,100円 (税込)
湯冷めを防ぐ過ごし方
湯布院は盆地にあるため、秋から冬にかけては朝晩の冷え込みが厳しく、11月以降は最低気温が5度を下回る日も珍しくありません。湯上がりに外を歩くと体が一気に冷えるため、薄手のダウンやストールなどさっと羽織れる防寒着を1枚持っておきましょう。入浴後は10分ほど休憩してから外に出ると、汗が引いて湯冷めしにくくなります。
由布院へのアクセスと駐車場
日帰りで湯布院を訪れる人の多くは、福岡市内または別府・大分方面からの出発です。所要時間と料金の目安を比較しておきましょう。
| 出発地・手段 | 所要時間(目安) | 片道料金(目安) |
|---|---|---|
| 博多バスターミナル → 高速バス「ゆふいん号」 | 約2時間10分 | 3,250円 |
| 博多駅 → 特急「ゆふいんの森」 | 約2時間15分 | 5,160〜5,690円 |
| 別府駅 → 路線バス | 約1時間 | 1,000円前後 |
| 車(大分自動車道 湯布院IC) | IC から中心部まで約10分 | 高速料金は出発地による |
料金重視なら高速バス、旅気分を味わいたいなら全車指定席の特急「ゆふいんの森」が人気です。ゆふいんの森は週末や連休に満席になりやすいため、乗車日の1か月前の発売日に予約しておきましょう。
車で行く場合の駐車場
由布院駅周辺や湯の坪街道沿いには有料駐車場が点在しており、1日500〜1,000円程度が相場です。ただし観光シーズンの土日は10時台には満車になる駐車場も多く、街道沿いの細い道は渋滞しやすくなります。夢想園など駐車場付きの施設を最初に訪れ、そこから町歩きへ出る流れにすると、駐車場探しで時間を失わずに済むでしょう。
湯布院の日帰り温泉についてよくある質問
Q. 湯布院で一番安く入れる日帰り温泉はどこですか?
A. 乙丸温泉館とゆのつぼ温泉が大人200円で入れます。いずれも備品のない共同湯なので、タオルや石けんは持参してください。
Q. 日帰りで何か所の温泉を回れますか?
A. 朝から夕方まで滞在する場合、移動時間を含めて3か所が無理のない目安です。旅館系の立ち寄り湯は受付終了が早いため、午前中に入っておくと効率的に回れます。
Q. 手ぶらで行っても大丈夫ですか?
A. 旅館・ホテル系の立ち寄り湯ではシャンプー類が備え付けの施設が多い一方、タオルはレンタル(有料)の場合があります。共同湯を利用するなら、タオルと洗面用具は持参が必要です。
Q. 子ども連れでも入りやすい施設はありますか?
A. 家族風呂のある施設や、水着で入れるクアージュゆふいんが入りやすい選択肢です。夢想園は4歳以下が無料で、家族湯も用意されています。
Q. タトゥーがあっても入れる日帰り温泉はありますか?
A. 大浴場は入浴を断られる施設が多いため、家族風呂やプライベート温泉など貸切型の施設を選ぶのが確実です。利用前に各施設へ確認しておくと安心です。
Q. 冬でも日帰り温泉は営業していますか?
A. 多くの施設は通年営業していますが、年末年始やメンテナンス日に休業する場合があります。とくに共同湯は定休日が月1回程度設けられていることがあるため、事前に確認しておきましょう。
Q. 博多から日帰りで湯布院の温泉を楽しめますか?
A. 片道約2時間なので、朝8時台に出発すれば現地で6時間ほど過ごせます。帰りの高速バスや特急の最終便の時刻を先に確認し、逆算して入浴の順番を決めておくと安心です。
由布岳を眺める一湯を選んで出かけよう
湯布院の日帰り温泉は、200円の共同湯から完全貸切のプライベート温泉まで選択肢が豊富です。景色を楽しみたいなら午前中の夢想園、泉質を味わうなら束ノ間、気軽に地元の湯に浸かるなら乙丸温泉館と、目的に合わせて組み合わせることで満足度が大きく変わります。別府や黒川など九州の他の温泉地と比べたい場合は、九州の日帰り温泉の料金比較も参考になります。
出発前には、入りたい施設の受付終了時刻と、帰りの交通手段の最終時刻を確認しておきましょう。速乾タオルと防水バッグを用意しておけば、思い立ったときにすぐ湯めぐりへ出かけられます。次の休日は、由布岳を正面に眺めながら、湯布院の湯でゆっくり体をほぐしてみてください。













