6月中旬になると箱根の山肌を約1万株のあじさいが埋め尽くします。標高差約400mの箱根登山鉄道沿線は紫・青・ピンクのグラデーションに包まれるでしょう。2026年の夜間ライトアップは6月12日(金)に開始し、座席指定列車「夜のあじさい号」は6月13日(土)から6月30日(火)まで運行される予定となっています。日帰りではなく温泉旅館に1泊すると、朝も夜もあじさいを堪能できます。実際に泊まりで訪れた場合、早朝の静かなあじさいの小径を独り占めできるのが宿泊最大のメリットかもしれません。
- 2026年の箱根あじさい見頃カレンダー(エリア別)
- 夜のあじさい号の予約方法と乗車のコツ
- あじさい鑑賞に最適な温泉宿の選び方と比較
- 1泊2日のモデルコースと持ち物チェックリスト
箱根あじさい2026の見頃はいつ?エリア別開花カレンダー
箱根のあじさいは標高によって開花時期がずれるため、約1か月にわたって楽しめます。箱根湯本駅(標高約96m)周辺は6月中旬から咲き始め、大平台駅(標高約349m)付近では6月下旬に見頃を迎えるでしょう。終点の強羅駅(標高約541m)は7月上旬がピークとなっています。
| エリア | 標高 | 見頃時期 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 箱根湯本から塔ノ沢 | 96から153m | 6月中旬から下旬 | ガクアジサイ中心・渓谷沿い |
| 大平台から宮ノ下 | 349から436m | 6月下旬から7月上旬 | あじさいの小径・線路沿い密集 |
| 小涌谷から強羅 | 521から541m | 7月上旬から中旬 | セイヨウアジサイ大輪・高原の涼風 |
大平台駅から徒歩3分の「あじさいの小径(こみち)」には約200mの散策路に数百株が密集しており、撮影スポットとして高い人気を誇ります。雨上がりの午前中は花びらに水滴が残り、写真映えするポイントになるでしょう。見頃を外さないコツとしては、公式サイトの開花情報を出発3日前にチェックする方法がおすすめとなっています。
夜のあじさい号2026 予約方法と乗車テクニック

2026年の「夜のあじさい号」は6月13日(土)から6月30日(火)の期間限定で運行されます。全席指定の特別列車となっており、1日あたり箱根湯本発・強羅発が各4本ずつ設定されているのが特徴でしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 大人310円(乗車券は別途片道400円) |
| 予約開始 | 乗車日の14日前から公式サイト受付 |
| 定員 | 1列車あたり約100名 |
| 所要時間 | 約40分(通常の約25分より長い) |
予約のコツとして、発売開始日の午前10時にアクセスする方法が知られています。土曜日の便は3日以内に完売するケースが多いため、早めの行動が鍵を握るでしょう。デメリットとしては、雨天時に車窓が曇りやすく、タオルで拭きながらの鑑賞になる点が挙げられます。
おすすめの座席と撮影のポイント
強羅行き列車では進行方向右側の座席がライトアップ箇所を間近に見られます。宮ノ下駅では約10分間の記念撮影タイムがあり、ホームに降りて実際にあじさいに触れるほどの距離で写真を撮ることも可能でしょう。スマートフォンのカメラはナイトモードに事前設定しておくとスムーズに撮影できます。ライトアップは箱根湯本から塔ノ沢間、大平台駅付近2か所、旧温泉幼稚園付近(宮ノ下から小涌谷間)、彫刻の森駅付近の計5か所で実施される予定となっています。
あじさい鑑賞に便利な温泉宿の選び方と比較

夜のあじさい号を堪能したあとは、沿線の温泉旅館でゆっくり疲れを癒しましょう。各エリアの泉質が異なるのも箱根温泉ならではのメリットと言えます。効果や価格帯を比較して、目的に合った宿を選んでみてください。
| エリア | 泉質 | pH | 源泉温度 | 1泊2食 価格帯 | おすすめ |
|---|---|---|---|---|---|
| 箱根湯本 | ナトリウム-塩化物泉 | 8.2 | 42から65度 | 15,000円から25,000円 | 始発駅徒歩圏 |
| 大平台 | 単純温泉 | 8.7 | 38から52度 | 12,000円から18,000円 | あじさいの小径徒歩3分 |
| 宮ノ下 | ナトリウム-塩化物泉 | 8.8 | 82度 | 18,000円から30,000円 | 明治からの歴史 |
| 強羅 | ナトリウム-硫酸塩泉 | 3.5から8.5 | 55から80度 | 18,000円から38,000円 | 7月上旬まで鑑賞可 |
コスパ重視なら大平台エリア
大平台温泉は弱アルカリ性の単純温泉で肌当たりが柔らかく、美肌効果が期待できると言われています。小規模な旅館が多く、1泊2食付き12,000円から18,000円とリーズナブルな価格帯も魅力でしょう。朝の散歩であじさいの小径を体験できるのは宿泊者だけの特権かもしれません。
贅沢に過ごすなら強羅エリア
強羅温泉は大涌谷からの引き湯と地元の源泉が混在し、宿によって泉質が大きく異なります。「季の湯 雪月花」は全客室に檜の内風呂を備え、1泊2食付き22,000円から38,000円の価格帯で展開しているのが特徴でしょう。「箱根 ゆとわ」は強羅駅から徒歩5分のオールインクルーシブ形式で18,000円から28,000円と明朗会計が好評を集めています。高原の涼しい空気の中で7月上旬まで咲くあじさいを眺められる点は見逃せないメリットかもしれません。
1泊2日モデルコース あじさいと温泉を200%楽しむ方法
1日目のスケジュール
| 時刻 | 行動 | ポイント |
|---|---|---|
| 13:00 | 箱根湯本駅到着 | 小田急ロマンスカーで新宿から約85分 |
| 13:30 | 登山電車で大平台へ | 車窓からあじさい鑑賞(約20分) |
| 14:00 | あじさいの小径散策 | 大平台駅徒歩3分・約30分 |
| 15:00 | 宿泊先チェックイン | 温泉で移動疲れ解消 |
| 18:30 | 夕食 | 旅館の懐石料理を堪能 |
| 19:30 | 夜のあじさい号乗車 | 宿最寄り駅から乗車 |
| 21:00 | 夜の露天風呂 | 梅雨の涼風が心地よい |
2日目の活用プラン
朝7時頃に起きて、宿周辺のあじさいスポットを散策してみましょう。朝露に濡れたあじさいは昼間とは異なる色味を見せてくれます。チェックアウト後は強羅方面へ足を延ばし、箱根美術館の苔庭とあじさいの共演を楽しんでみてください。入館料は大人900円で、所要時間は約40分が目安となるでしょう。帰りは強羅駅から箱根登山電車で箱根湯本へ戻り、駅前の土産物街で寄木細工や温泉まんじゅうを購入して旅を締めくくります。
注意点として、梅雨時期の箱根は山の天気が変わりやすく、午後から雷雨になることがあります。午前中に屋外の観光を済ませ、午後は温泉や美術館など屋内を活用する方法が安心でしょう。
あじさい温泉旅行の持ち物チェックリスト

梅雨時期の箱根は標高によって気温差が大きく、湯本では25度前後でも強羅では20度を下回ることがあります。実際に現地で困らないよう、快適に過ごすための商品を事前に揃えておきましょう。
軽量折りたたみ傘(約1,500円から3,000円)
軽量折りたたみ傘は梅雨の箱根旅行における必需品と考えられます。駅のホームであじさいを撮影する際にも片手で差せる200g以下の製品が便利となっています。UVカット兼用タイプなら晴れ間の日差し対策にも活用できます。
防水トレッキングシューズ(約5,000円から12,000円)
あじさいの小径や登山電車の各駅は傾斜地にあり、雨で滑りやすくなるため注意が必要でしょう。防水トレッキングシューズを使っていると安心感が格段に高まります。ゴアテックス素材のものなら蒸れにくく、長時間歩いても快適に体験できるのがメリットと言われています。
大容量モバイルバッテリー(約2,000円から4,000円)
夜のあじさい号での撮影やSNS投稿では想像以上にバッテリーを消費するかもしれません。大容量モバイルバッテリー(10,000mAh以上)を1台持っておくと、スマートフォンを約2.5回フル充電できます。重さは約200gで、カバンに入れても負担にならないでしょう。
速乾タオル(約1,000円から2,500円)
温泉旅館の大浴場と部屋の行き来に便利な速乾タオルは、通常のバスタオルの3分の1の重さで乾きが早い商品として人気があります。旅行用コンパクトタイプなら荷物を減らせるのもポイントでしょう。
よくある質問

Q. 箱根あじさいの見頃のピークは何月になりますか?
A. 箱根湯本周辺は6月中旬から下旬、大平台は6月下旬から7月上旬、強羅は7月上旬から中旬がピークとなっています。標高差約400mのおかげで約1か月間にわたって楽しめるでしょう。
Q. 夜のあじさい号は当日でも乗車可能ですか?
A. 全席指定制のため事前予約が必要となります。週末は発売開始から数日で満席になることが多く、乗車日14日前の予約開始日に申し込むのが確実でしょう。
Q. 箱根あじさい期間中の宿泊相場はどのくらいですか?
A. エリアにもよりますが、1泊2食付きで12,000円から38,000円が目安となっています。大平台の小規模旅館は比較的お手頃で、強羅の高級旅館は30,000円前後が相場でしょう。
Q. 雨の日でもあじさい鑑賞は楽しめますか?
A. むしろ雨の日のほうがあじさいの発色がよくなり、写真映えすると言われています。登山電車の車窓からも十分に鑑賞できるため、天候を気にせず楽しめるでしょう。
Q. 箱根登山電車の混雑を避けるコツはありますか?
A. 平日の午前中が比較的空いています。土日祝日は9時から11時がピークのため、13時以降がおすすめとなるでしょう。宿泊すれば早朝や夕方の空いた時間帯にも乗車できます。
Q. 箱根湯本と強羅ではどちらに泊まるのがよいですか?
A. 夜のあじさい号重視なら始発駅の箱根湯本が便利となっています。翌日に箱根美術館や彫刻の森美術館を巡りたい場合は、強羅エリアがおすすめでしょう。
Q. 子連れでもあじさい温泉旅行を楽しめますか?
A. 箱根登山電車はスイッチバック(方向転換)が3回あり、お子さんも飽きずに過ごせます。大平台のあじさいの小径は平坦でベビーカーでも通れるため安心でしょう。子ども用浴衣を用意している旅館も多くあります。
あじさいと温泉で梅雨を存分に楽しむ旅へ

梅雨は旅行を敬遠しがちな季節ですが、箱根のあじさいは雨に映えてこそ美しさが際立つと言われています。日中は登山電車に揺られながら車窓の紫陽花を楽しみ、夜はライトアップされた幻想的な景色に息をのむ体験ができるでしょう。1日の終わりには源泉かけ流しの温泉で体の芯まで温まります。こうした贅沢な時間を過ごせるのは、梅雨の箱根ならではの魅力かもしれません。
2026年の夜のあじさい号は6月30日までの期間限定運行となっています。気になる宿は早めにチェックして、あじさいと温泉を満喫する1泊2日の旅を計画してみてください。
